ホオナガスズメバチ創設女王の外被建設
2010年5月上旬
山地の軒下で白っぽいスズメバチの巣を発見。
未だ小さい初期巣の外被を作っている女王蜂は一見するとクロスズメバチに似ているが、地中営巣性のクロスズメバチが軒下に巣作りするはずはありません。
ホオナガスズメバチの一種(シロオビホオナガスズメバチまたはニッポンホオナガスズメバチ)だろう。
顔の正面にある頭楯の模様で区別するらしいのだが、採集しない限り顔写真のアップを撮るのは難しそう。
外被が未完成なので巣盤が剥き出しです(育房数8室)。
スズメバチ類(Vespa属)やクロスズメバチ類(Vespula属)が朽木の木質部や生きた樹皮から齧り撮ったチップを唾液と混ぜたパルプを巣材とするのとは異なり、ホオナガスズメバチの仲間(Dolichovespula属)の巣は植物の茎や葉の表面に生えている繊維や繊維質を含んだ材を原料としている点でアシナガバチの巣と同様、和紙そっくりです(wikipediaより引用)。
高所にあるので巣の大きさを直接測ることは無理ですが、土台(営巣基質)となる梁の角材の幅は35ミリ。
建設中の初期巣の隣に、スズメバチの大きな古巣を撤去した痕が残っています。
(つづく)
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