2011/01/08

イラガの繭を割って食べるアカゲラ【冬の野鳥】




2010年1月上旬

アカゲラ♀(Dendrocopos major)がケヤキの細い枝先にぶら下がり、嘴で頻りに何かを突付いていました。
よく見るとイラガMonema flavescensの繭でした。
不安定な足場に苦労した挙句ようやく繭を突き破ると、中で越冬していた蛹をペロッと食べました※。
イラガがいくら硬い繭で身を守っても、流石にキツツキの方が一枚上手なのですね。
イラガの生き残り戦略としては、もっと鳥が止まれないぐらい細い枝先に造繭してはどうだろう?

【追記】
後日、イラガ繭を割って中を見る機会がありましたが、ずんぐりした前蛹で越冬するようです。
映像で繭から引きずり出した時にビローンと伸びたように見えたのは虫体ではなくアカゲラの長い舌と思われます。



  (関連記事→「イラガの繭を突付くシジュウカラ」)


0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む

  • 早春の休耕地にある営巣地に現れスクワットーマーキングするニホンアナグマ♂【トレイルカメラ:暗視映像】14/03/2025 - 0 Comments
  • 倒木で鳴く♪ベニマシコ♂(冬の野鳥)04/06/2017 - 0 Comments
  • キアシナガバチの優位行動10/02/2011 - 0 Comments
  • リョウブの未熟果で吸汁するコマルハナバチ♂の謎18/08/2021 - 0 Comments
  • 巣に葉片を搬入充填するフタスジスズバチ225/12/2010 - 0 Comments