2009年9月上旬
クサカゲロウ幼虫を飼育するために餌となるアブラムシの一杯付いたヨモギの葉を摘んできたら、別の肉食昆虫が紛れ込んでいました。
ホソヒラタアブの仲間の幼虫です。
蠕動で素早く前進できます。
尺取虫とはまた違う動き方です。
『アブラムシと天敵たち:食べるものと食べられるもの』p7によると、
(アブの)幼虫にははっきりとした足らしいものがありません。そのため、移動するときはミミズのように、からだのうしろから前へ波が移動するようにして前へすすみます。つまり腹側全体が吸盤のようになっていて、くきや葉にぺったりくっついて、ゆっくり移動するのです。
残念ながらアブラムシを捕食するシーンは撮れませんでした。
静止していても心臓の拍動がよく分かります。
われわれ脊椎動物とは異なり、昆虫は背側に管状の心臓があるのです。
やがて蛹化しました。
(成虫編につづく)
※ 個別に飼育する余裕が無かったので、複数個体の映像をまとめてあります。
もしかしたら別種が混ざっているかもしれません。
一匹はホソヒラタアブ♀(Episyrphus balteatus)に羽化しました。
ホソヒラタアブの囲蛹 |
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