(承前)
竹筒に巣材の泥玉を運んでいたオオフタオビドロバチ♀(Anterhynchium flavomarginatum)が珍しく空荷で帰巣しました。
軽く巣を点検すると後ろ向きに出てきて入り口で向きを変え、腹端から中に入り直しました。
この女竹は細く中で蜂は方向転換が出来ないので、これはまさに産卵行動でしょう。
新しい隔壁および育房が完成すると貯食に先立って産卵するようです※。
4分後に頭から外に出て来ました。
今回は口にゴミ(竹の髄)を咥えていません。
(パート4に続く)
※ ドロバチ科の営巣行動は通常、造巣→産卵→狩猟の順で行われる。すなわち空室産卵を行う。
『本能の進化:蜂の比較習性学的研究』 岩田久二雄 眞野書店 p216より
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