オオハキリバチによる巣穴の閉鎖:3樹皮集め
(承前)
オオハキリバチ♀(Megachile sculpturalis)が樹脂の塊を咥えて帰巣しました。
巣穴に充填し前回詰めた木屑とよく混ぜます。
いつになく念入りに(10分以上)捏ねています。
次は木屑を集めてくる筈です。
ところが出巣したと思ったら近くの丸太に止まり、その断面から木屑を集めて戻ったので驚きました。
近場に巣材に使えそうな木屑があることを知っているのなら、なぜ今回だけここで集めるのだろうか?
後にも先にも木屑の採集を直接目撃したのはこの時だけで、通常の木屑採集地は不明です。
決まりきった行動パターンや記憶に固執しない蜂の臨機応変さ(気紛れ?)が新鮮でした。
この一件で蜂が集めてくる木屑の正体が判明したのも収穫です。
(つづく)
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