2010年8月中旬
里山で雑木林の山道を登りかけたら、枯葉で覆われた地面を鮮やかな黄色のナメクジが這っていました。
こんな派手な体色のナメクジは初めてで、衝撃的でした。
警戒色なのかもしれません。
眼柄だけが黒色。
落ち葉の下に隠れようとしていたので、邪魔な落ち葉を除けて撮影続行。
通りかかったアリが触角で少しナメクジに触れるも、捕食行動を示しませんでした。
何か忌避物質を分泌しているのだろうか。
ナメクジは詳しくありませんが自分なりにネット検索で調べてみました。
背中に甲羅が見当たらないのでキイロナメクジ(キイロコウラナメクジ)とは違いますよね。
ハナタテヤマナメクジという未記載種の写真が似てる雰囲気ですけど、情報が少なくて...。
何かご存知の方がいらっしゃいましたら科や属レベルでも良いので教えて下さい。
≪追記≫
2ヵ月後に同じ場所から少し登った位置で同種と思われるナメクジを再見。(映像はこちら。)
【追記2】
某TV局の方に仲介してもらい、ナメクジの専門家に質問してもらいました。
学名につきましてですが結果から申し上げますとはっきりと分かっていません。 ナメクジ研究に詳しい大学の先生方に伺ったのですがハナタテヤマナメクジのようにも見えるし、動画からではわからないとおっしゃられておりました。 また、バナナナメクジは南米の方にしか生息しておらず国内では見つかっていない筈だと仰られてました。
【追記3】
『ナメクジ:おもしろ生態とかしこい防ぎ方』によると、
・第二次世界大戦後にチャイロコウラナメクジが移入してくると、キイロナメクジは次第に姿を消した。キイロナメクジと断定されている個体は1963年に山口県で採集されたものが最後で、その後彼らの姿はニホンでは確認されていない。(p18より)
・キイロナメクジはその名が示すように黄色い粘液を出す。(p25より)
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