2010年10月上旬
ミゾソバの群落でセセリチョウが訪花していました。
後翅の斑紋がジグザクに交互にずれることからオオチャバネセセリ(Polytremis pellucida)だと思います。
胴体に密生した緑褐色の毛が美しいですね。
口吻を伸ばして蜜を吸っています。
なお、セセリチョウ科は独特の静止姿勢を取りますが、『熱血昆虫記:虫たちの生き残り戦略』 どうぶつ社 p76 によると
「セセリチョウは背面日光浴を行うのだが、その際、前翅を持ち上げると同時に後翅を下げる。前翅を持ち上げるのは体表背部から対流によって熱が奪われるのを阻止するためであり、後翅を下げるのは対流によって体の下面からの熱が奪われるのを阻止するためと考えられている。」
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