2006年9月下旬
前編で転がしていた丸ごとの糞は運ぶのを諦めたようです。
続いてオオセンチコガネ(Phelotrupes auratus)は、小さな糞塊を選びました。
初めは逆立ちして後脚で転がそうとするものの、動かせません。
次に後退しながら前脚で引きずったり転がしたりします。
なぜか途中で放棄して、道端にある枯葉の下に隠れました。
何を考えてるのかさっぱり分かりません...。
【追記】
『ファーブル写真昆虫記5:ふんの玉をころがす虫』p39によると、オオセンチコガネがちぎり取った糞を巣穴まで運ぶ時は後退りして行く。
【追記2】
盛口満『昆虫の描き方: 自然観察の技法II』p39によると
おもしろいことに、センチコガネは糞のおかれた地面が穴を掘るのに適していないような場合など、糞の小片を前脚で抱え、後ろ向きに引きずるようにして短距離を移動することがある(そのため、ときに、“日本でフンコロガシを見た…”と勘違いされることがある)。
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