オオトリノフンダマシ(蜘蛛)幼体の出嚢:前編
2006年
10/29 タニウツギの葉の下にオオトリノフンダマシ(Cyrtarachne inaequalis)が糸で吊り下げた紡錘形の卵嚢を3個見つけました。
採集して容器内に吊り下げたまま保管しました。
11/11 一個の卵嚢から孵化した子グモ(幼体)が出嚢していることに気付きました。
(このとき室温24℃)
卵嚢上部に開けられた小さな穴から次々と外に出て来ます。
出口で躊躇する個体もいます。
【追記】
本種の卵嚢に出来る脱出孔は必ず重力と反対側に出来ることが実証されているらしい。
(文葉社『クモの巣と網の不思議:多様な網とクモの面白い生活』p131より)。
中の幼体が同じ位置を噛み付いた結果、開孔するそうです。
後編につづく。
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