2008年9月中旬
ナンブアザミ?の花にキムネクマバチ(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪れていました。
【追記】
岩田久二雄『自然観察者の手記3』の第6部に「アザミの花、特にトラマルハナバチ」と題した章がありました。
それを読むと、私は珍しいシーンを撮影できたことになります。
アザミの花には(中略)短舌の代表ともいうべきクマバチまで訪れてくる。しかし彼等の短舌でアザミの花から吸蜜できるはずがないので、あるいは花頂部に露呈している花粉を集めるとか、また自分自身の栄養としてそれをたべるのが目的なのかもしれない。(中略)これら短舌の花蜂は、おそらくは花の色香に誘われて来たものの、吸蜜に失敗した上はもはや二度と訪れないのが事実であろう。いわばただ一度だけの訪花をわれわれが見とどけたというわけであろう。 (p162より引用)
(アザミの花と共生関係にある)トラマルハナバチの中舌は、(中略)体の大きさの同じくらいのクマバチの中舌長の二倍に近い。 (p163より)
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