イチモンジチョウ幼虫に寄生したコマユバチの羽化
2008年8月上旬
(前編はこちら→「イチモンジチョウ幼虫と寄生蜂の繭」)
体表に白い繭を多数付けたイチモンジチョウ(Limenitis camilla)の幼虫を飼育していたら、コマユバチの仲間(種名不詳※)が23匹も羽化しました。
驚いたことに、寄主は未だ微かに生きていました(虫の息)。
その後、イチモンジチョウは蛹にならず幼虫のまま死亡しました。
※《追記》
YouTubeのコメント欄にて「翅脈の特徴からサムライコマユバチ亜科の仲間だろう」と教えて頂きました。
サムライコマユバチ類は産卵時にポリドナウィルス(DNAウィルスの一種)を寄主の体内に注入し、ウィルスの働きによって寄主の発育を抑えてイモムシのままにしておく戦略を用いるらしい(宿主操作)。
恐るべし!
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