2008年6月中旬
歩道に居たイチモンジチョウ(Limenitis camilla)の様子がどうもおかしい。
翅を立てて休んでいるのですが、横を通り過ぎる車の風で横倒しになります。
苦労して起き上がりぐるぐる歩き回ります。
平衡感覚が損傷している印象。
原因は想像するしかありませんが、飛んでいる間に走行中の車と衝突してショック状態なのでしょうか。
【追記】
『チョウのはなしI』p122-123(第17章:チョウの交通事故死)によると、
モンシロチョウやスジグロシロチョウはどこにでもいるチョウですが、交通事故にあったという現場をあまり見ておりません。これに対してその割合が多いのが、タテハチョウ科に属する種です。タテハチョウ科の種は一般に飛行が速く、災難から避けられると思われがちなのに、これは予想外の結果でした。
(中略)
(タテハチョウ科の)オオイチモンジもホシミスジも、飛びかたに一定のリズムがあります。つまり、はばたきと滑空を交互に繰り返し、直線的に飛行します。こんな飛行習性が交通事故に遭遇しやすいのでしょうか。これに対してモンシロチョウやスジグロシロチョウは、飛びかたはそんなに速くなくても、ひらひら、またはジグザグという感じで左右前後に飛び回ります。これが難をのがれる原因になっているのかも知れません。
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