2011/01/24

オオハエトリ(蜘蛛)の求愛と交接



2009年7月中旬

別のオオハエトリ♀a(Marpissa milleri)を用いてもう一度ペアリングしてみました※。
室温29℃。
体長11mmの♀aは左第一脚が再生肢という特徴があります。
♀aの飼育容器に♂を投入すると猛然と求愛を始めました。
結局、♂の求愛ダンスは高々と振り上げた第一脚を震わせるだけでした。
触肢は動かさないようです。
♀側の受諾/拒絶サインもはっきりせず静止しているだけでした。
♂はそのまま前方からマウントに成功しました。

♂は先ず左触肢を♀aの左側から外雌器に差し込みました。
♀aは腹部をやや捻った姿勢で左脇腹を晒し交接に協力しています。
♂の尻ピクと歩脚R4の痙攣および触肢の収縮は連動しているようです。
以前飼育下で観察したネコハエトリの交接とは異なり、♂の尻ピクは顕著ではなく、歩脚のタッピングでリズムを取っている感じでした。
移精が済んで外雌器から触肢を抜くと、膨張していた移精器官が素早く触肢に格納されました。
今度は体位を変えて左右逆から。
つづく

0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む

  • 雪山を駆け下りるニホンザルの群れ07/03/2013 - 0 Comments
  • ヒエンソウの花で採餌するトラマルハナバチ♀02/09/2016 - 0 Comments
  • クヌギ樹洞の巣に出入りするモンスズメバチ♀23/11/2014 - 0 Comments
  • オレガノの花蜜を吸うハラアカヤドリハキリバチ10/11/2020 - 0 Comments
  • タヌキの溜め糞から飛び立つベッコウバエ【ハイスピード動画】13/02/2014 - 0 Comments