2011/01/26

ウスオビフユエダシャク♀(冬尺蛾)を見つけた!




2010年11月中旬

山中(標高約650m)の建物の壁に冬尺蛾の♀がじっと止まっていました。
我虫像掲示板にて写真鑑定してもらうと、ウスオビフユエダシャク♀(Larerannis orthogrammaria)だろうとご教示頂きました。
実は翅の退化したフユシャク♀を実際に見るのはこれが初めてで、感動しました。
接写すると確かに退化した翅の痕跡が残っているのが分かります。
口吻も退化しています。
採寸すると体長11mm。しばらく待てば♂が飛来して交尾したのだろうか。
 
腹端に指で軽く触れるとピクンと驚いて逃げ始めました。
壁面を右に右に歩きました。
足場の滑り易い所は上に登って避けました。
手乗りにも挑戦してみたのですけど、差し出した指を嫌がるような素振りを見せました(映像なし)。
もしかして低温に適応した冬尺♀にとって人肌は熱すぎるのかと妄想したのですけど、たまたまだったようです。




0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む

  • 飛んで止まり木をあちこち変えるノスリ(野鳥)29/06/2021 - 0 Comments
  • 仰向け状態から起き上がれないシロテンハナムグリの謎30/11/2021 - 0 Comments
  • 脱皮に備えて蠕動するスズバチ前蛹【微速度撮影】#228/05/2014 - 0 Comments
  • 巣の位置を忘れ帰巣に苦労するヒメベッコウ22/02/2011 - 0 Comments
  • イタドリの花を舐めるヤドリバエ科Calozenillia tamara25/09/2019 - 0 Comments