2011/02/17

網を補修するジョロウグモ♀



2008年11月中旬 午前中(気温20℃)

ジョロウグモ♀(Nephila clavata体長~22mm)が網の下部を張り替えていました。
直前にアブを捕食していたので、破れた部分の修繕かもしれません。
円網を作る他のクモとは異なり、粘着性の横糸を張る際に螺旋運動ではなく振り子のように往復運動するのがジョロウグモの特徴です。
張ったばかりの新しい糸は黄色くありません(白)。
修繕終了後は甑に占座し、歩脚を掃除します(身繕い)。
補助網には食べ滓のトンボなどが残されていました。
本で調べるとジョロウグモの造網は夜間行われるらしい。


撮影中は見落としましたが、とても小さなクモが網に同居しているようです(食べ残しに隠れていた。5:15~)。
ジョロウグモ♂にしては時期が遅過ぎると思うので、いわゆる居候グモの仲間でしょうか。


※ 網や糸が見え易いように、編集時に映像をシャープ処理してあります。



参考書:『カラー自然シリーズ60:ジョロウグモ』 難波由城夫 

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