2011/01/22

竹筒内のオオフタオビドロバチ幼虫R2a-d




2010年8月中旬

(承前)
次に開いた竹筒R2はオオフタオビドロバチ♀(Anterhynchium flavomarginatum)の営巣活動を実際に観察し動画に記録していた重要な竹筒です。
入口(内径7mm)は泥で閉鎖済。
泥の隔壁は入口も含めて7枚。
わざと空室を作るのは寄生者対策なのだそうです(特に巣口付近に多い)。
中には4匹の幼虫が居ました(奥から産卵順にa-d)。
貯食物は食べ尽くした後のようです。
4匹とも頭部は竹筒の入り口を向いていました。
幼虫の蠕動運動が見られます。
内臓の動きも透けて見えます。
幼虫bは壁面に口を付けていますが、摂食ではなさそう。
結繭の準備だろうか。
ナイフで竹筒を割ったときの衝撃で幼虫bがずれてしまい、泥の隔壁を跨いでいます。
つづく


0 件のコメント:

コメントを投稿

ランダムに記事を読む