巣に葉片を搬入充填するフタスジスズバチ1
(つづき)
巣穴の横でじっと観察していると、ヤマトフタスジスズバチ(=フタスジスズバチ;Discoelius japonicus)♀が外で切り取ってきた葉片を巣穴に詰め込み始めました。
本種は日本産ドロバチ類の中で葉片を用いて巣室を仕切る唯一の種です。
運んでくる葉片の縁はギザギザ。
大雑把に切り取って来るのだろう。
ピンク色の葉片もときどき運んで来るのが面白く思いました。
穴が浅くなると、葉片を単純に詰め込んだだけでは弾力で戻ってしまう(穴から飛び出してしまう)のだろう。
よく噛みほぐしパルプ状にしてから充填しています。
作業中に辺りを飛び回る小さな羽虫に警戒しています(寄生者対策?)。
次の葉片を採集してくる前に巣穴の位置を記憶するため定位飛行してから飛び去ります。
(2へ続く)
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