2022/10/14

トリアシショウマに訪花するセマダラコガネ♂を捕まえて手に乗せると…

 

2022年7月中旬・午後14:05頃・くもり 

里山でつづら折れの細い山道に沿って咲いていたトリアシショウマの群落でセマダラコガネAnomala orientalis)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
花粉や花蜜を食べているようです。 

セマダラコガネは晴れるとトリアシショウマの花穂から花穂へ活発に飛び回るのですが、あいにくの曇り空で飛ばなくなってしまいました。 
手掴みで一時捕獲してみましょう。 
指先に乗せると、セマダラコガネは警戒して棘付きの後脚を高々と持ち上げて威嚇・牽制しました。 
飛び立つ瞬間を撮りたかったのに、なかなか飛んでくれません。 
「手乗りセマダラコガネ」は、私の指先をおとなしく歩き回るだけです。 
触角の先端部の形状から♂のようです。

そうこうしているうちに、私は他の被写体に気を取られてしまい、撮影終了。
その場で放虫しました。

2022/10/13

スギ林道の溜め糞場で夜な夜な排便するホンドタヌキのペアは尻尾で見分けられる?【トレイルカメラ:暗視映像】

 


2022年7月下旬

里山のスギ植林地を通る林道上に残された溜め糞場sを自動撮影カメラ(トレイルカメラ)で監視しています。 
ここは3月中旬以降、トレイルカメラを撤去していた場所と同じなのですが、溜め糞が復活していたので監視を再開しました。
関連記事 ▶ 夏のスギ林でタヌキの溜め糞に群がるキンバエ他

すると案の定、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が排便しているシーンが撮れました。 
実はこの溜め糞場sでタヌキの脱糞シーンが撮れたのは初めてです。 
昨年の晩秋から積雪期の冬および春にかけて、タヌキはこの林道をたまに通りかかるだけで一度も排便しなかったのです。 


シーン1:7/27・午後22:04 
動画の冒頭から、1頭のタヌキが林道に座り込んで排便中でした。 
右を向いてカメラを凝視しながら、頻りに風の匂いを嗅ぎ取ろうと警戒しています。 
歩いて溜め糞場に到達するシーンが写ってないのは、おそらく左からやって来たのにカメラの起動が間に合わなかったのでしょう。 
排便を済ませたタヌキは、そのまま右に立ち去りました。(緩やかな下り坂の林道) 

この個体は尻尾が下向きに折れ曲がって垂れているように見える点が気になります。 
どうやら個体識別に使えそうな形質と後々分かってくるので、この個体を「垂れ尾」と名付けることにします。 
性別は不明です。 

スギの落葉が敷き詰められた林道上に新鮮な糞が黒々と残されています。 
タヌキが居なくなると夜行性の蛾が暗闇を飛び回り、やがて林道の落葉に着陸しました。 


シーン2:7/28・午後20:20 (@0:34〜) 
翌日の晩も「垂れ尾」が登場。 
カメラを気にしながらも、溜め糞場sを右から左へ素通りしました。 
糞の匂いを嗅いでチェックすることもありませんでした。 
前日に残した自分以外の糞が無いことが分かったのでしょう。


シーン2:7/28・午後20:55 (@0:44〜) 
約30分後に別個体が登場しました。 
尻尾がフサフサしているので、「フサ尾」と名付けることにします。 
性別は不明です。 
林道を右から左に歩いて来たタヌキが共同の溜め糞に跨ると、左向きで排便。 
脱糞後のタヌキ「フサ尾」は、そのまま左へ立ち去りました。 


シーン3:7/30・午前1:33 (@1:10〜) 
林道を右から左に歩いて来た「フサ尾」が共同の溜め糞場に跨ると、カメラを見上げながら排便しました。 
そのまま左へ立ち去ります。 


シーン4:7/30・午前1:36(@1:48〜)
約2分後に別個体の「垂れ尾」が右から登場しました。 
おそらく2頭が一緒に行動する♀♂ペアの後続個体なのでしょう。 
先導する個体「フサ尾」の排泄した糞の匂いを嗅いだだけで、自分は排便せずに左へ通り過ぎました。 
去り際に一瞬立ち止まって排尿マーキングしたような気もするのですが、定かではありません。 

「フサ尾」と「垂れ尾」は♀♂つがいではないかと予想されますが、今のところ性別を見分けられません。 
2頭が同時に溜め糞場sを訪れることはあるのでしょうか?
更に調査を続けると、この溜め糞場sを共同トイレとして利用している野生動物はタヌキだけではないことが判明します。 


コガネムシを捕食吸汁するオオイシアブ♀の飛び立ち【FHD動画&ハイスピード動画】

 

2022年7月中旬・午後14:55頃・晴れ 

低山の尾根道の脇に生えた幼木(樹種不明)の葉にオオイシアブ♀(Laphria mitsukurii)が乗っていました。 
茶色のコガネムシの一種を狩った直後らしく、口元の獲物から体液を吸汁しています。 
腹背または胸背に口吻を突き刺しているようです。 
コガネムシ(種名不詳)は半透明な右後翅を開きかけたまま死んでいて(麻痺状態?)、全く動きません。 
近くをトンボが飛び交ってもオオイシアブは気にせず、日あたりの良い葉上で吸汁を続けています。 

動きに乏しい被写体で、このままでは動画としてあまり面白くありません。 
飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:33〜) 
オオイシアブは獲物を咥えたまま、前方に高速で飛び去りました。 

この夏、ムシヒキアブの仲間(シオヤアブなど)がコガネムシの仲間を吸汁しているシーンを山野でよく見かけました。 
コガネムシ成虫にとって最大の天敵(捕食者)はムシヒキアブなのかもしれません。
いつか狩りの瞬間を撮影してみたいものです。
関連記事(8年前の撮影)▶ 甲虫を捕食するチャイロオオイシアブ

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