前回の記事:▶ 夜の雪山でトレイルカメラを気にするも、日が経つと馴れるタヌキ【暗視映像:トレイルカメラ】
3月中旬までトレイルカメラで監視していた溜め糞場sに久しぶり(4ヶ月ぶり)に来てみると、ホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の新鮮な糞が残されていました。
場所は里山にスギを植林した区画の林道で、林床は昼間も薄暗いです。
晩秋から積雪期(冬〜春)はタヌキが全く排便しなかったので、てっきりもう溜め糞場として使われなくなったと私は思い込んでいました。
「うんちレストラン」に来ていた昆虫は、主にメタリックグリーンのキンバエ(種名不詳)でした。
他には別種の見慣れないハエが来ていました。
平均棍の鱗片が茶色です。
真面目に検討していませんが、ニクバエまたはフンバエの仲間なのかな?
糞虫が下に潜り込んでいるようで、糞塊全体がときどき上下にモコモコと動きます。
グラグラと地殻変動しても、糞に乗ったハエは平気で吸汁を続けています。
糞をよく観察すると果実の種子が混じっていて、タヌキが種子散布に貢献していることが分かります。
今回の古い糞に大量の白っぽい獣毛が混じっているということは、タヌキが何か小動物を捕食したのか、それとも死骸を食べたのでしょう。
復活した溜め糞場sに再びトレイルカメラを設置し直すことにします。
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