2022年7月中旬・午後23:27
コンクリート・ブロックが敷き詰められた川沿いの護岸を監視しているトレイルカメラ(自動撮影カメラ)に意外な珍客が写っていました。
真夜中に大きな(太い)ミミズの一種が右から左へ(川沿いを上流へ)蠕動運動でゆっくり移動していました。
初めは10倍速の早回し映像をご覧ください。
※ 動画編集時に自動色調補正を施して明るく加工しています。
続けて等倍速でリプレイ(@0:12〜)。
雑草に隠れてミミズの全身がなかなか見えません。
ミミズは変温動物のはずなのに、どうしてトレイルカメラが熱源を動体検知して起動したのか不明です。
野ネズミなどの恒温動物が走り去った後に一拍遅れて起動したカメラにたまたまミミズが写っただけだと思います。
サーモグラフィカメラでミミズの蠕動運動を撮れば、実は発熱していると分かるかもしれません。
ここは様々な野生動物が夜な夜な往来する獣道になっています。
夜行性のタヌキやハクビシンが常に頭を下げて地面の匂いを嗅ぎながらパトロールしていますから、ミミズを見つけたら捕食しているはずです。
ニホンアナグマはミミズが大好物らしいのですが、ここではトレイルカメラに写ったことはありません。
【参考資料】
・『谷戸山里山四季だより2001年3月号』PDF
タヌキは典型的な雑食性でネズミやカエル、ミミズ等の小動物やドングリ等の木の 実、野菜、人の出した残飯等の生ゴミも食べます。・『ハクビシンの生態と対策』PDF
食性:果実が中心の雑食性で、果実の他に昆虫類、ミミズ、小魚、トカゲ、ネズミなどを捕食します。・『熊について』2007.9.21 大友純平 PDF
ツキノワグマの主な食べ物は、「山菜」「コナラ・ブナやクリなど木の実」「アケビや柿などの果樹」「カエルやミミズ」「アリ・ハチやカブトムシの幼虫などの昆虫」、動物やその死がいも食べますが、生きた動物を捕まえて食べることよりも植物に重点を置いた食生活です。
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