2025年3月上旬〜中旬
平地のスギ防風林でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が通う溜め糞場WBCにトレイルカメラを設置して定点観察しています。
今回はいつもと趣向を変えてみました。
野生動物の訪問があろうとなかろうと、昼も夜もひたすら1分間隔のインターバル撮影してみました。
早回し加工すると、早春で林床の残雪が溶けゆく過程がちょっと面白いかもしれません。
1分間隔の撮影のタイミングとたまたま合えば、排泄に来たタヌキが写っていることもありました。
ときどき昼間にキジバト(Streptopelia orientalis)が林床で採食していました。
夜行性の野ネズミ(ノネズミ)が林床で餌を探し回っているようです。
晴れた昼間は、スギ林に日が射し込んで、幹から伸びる影が日時計のように雪面を刻々と動きます。
関連記事(2ヶ月前の撮影)▶ 冬のスギ林で雪面を移ろう影の日時計【200倍速映像】
雪面に散乱しているスギの落葉・落枝が突然増えたり、寒の戻りで雪が降って埋もれたりしています。
画角が不安定に揺れているのは、カメラを固定してあるスギの幹が強風(春一番)で揺れているせいです。(防風林の役目をしっかり果たしていることが分かります。)
気温の高い夏にもし同じように微速度撮影したら、糞虫などの活動によってタヌキの糞塊がみるみるうちに分解される様子が可視化されるはずです。
糞虫が休眠越冬している冬期は、溜め糞場の糞塊は増える一方です。
画面に刻々と記録されている気温の値を見守るだけでも興味深いです。
常緑のスギ防風林の中は微気象がかなり安定していて、気温の変化が少ないことが分かります。
トレイルカメラで動画撮影を繰り返すとカメラ自体が発熱するので、記録される気温の値はあまり信頼できなくなります。
写真のインターバル撮影では、機材の発熱も少ないはずです。
この冬は記録的な大雪が積もりました。
トレイルカメラを設置する位置を厳冬期はかなり高くしておく必要がありました。
春になって林床の積雪が溶けていくと、雪面が下がるのに合わせて逆にトレイルカメラの固定位置を下げないといけません。
画質をいつもより上げて4Kにしてみたら、次の写真を撮る1分間の間に記録メディア(microSDカード)への保存が間に合わないようです。
ときどき画面の下端部分だけ正常に録画されず、カラフルな砂嵐のようなノイズが混じるようになってしまいました。
夜間の赤外線による暗視撮影になると、その症状は出なくなりました。
モノクロ写真は画像として容量が小さいので、負荷が小さいのでしょう。
つづく→
↑【おまけの動画】
撮れたタイムラプス動画をどう見せるのかが問題です。
林床の残雪が溶けゆく様子や溜め糞の糞塊の量の変化を見せたいのであれば、かなり早回し加工しないといけません。
ところが、そうすると野生動物の登場シーンがほとんどスキップされてしまいます。
という訳で、同じ素材で早回し速度を変えた3パターンの映像を用意しました。
記事の冒頭に掲載したのは、4倍速に加工したものです。
早回し加工しないオリジナルの動画(42:55)をブログ限定で公開しておきます。
↑3倍速に早回し加工
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