2022/11/10

深夜に氾濫した川の激流に押し流されるカイツブリ【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年8月上旬・午前00:17・大雨
前回の記事:▶ 2022年8月3日〜4日:集中豪雨による最上川上流域の水位変化【100倍速・トレイルカメラ暗視映像】

一時は雨が止んだのに、停滞する線状降水帯によって再び激しい雨が降り始めました。 
増水した川面を小さな水鳥が流されてきました。 
小柄で翼が短いので、たぶんカモ類ではなくカイツブリTachybaptus ruficollis)だと思うのですが、どうでしょうか。
激流に逆らって足の水かきで必死にかいています。 
なんとか上流に戻り、姿を消しました。 
無事に川岸(左岸)へ上陸できたかな? 
カイツブリは昼行性なので、真っ暗闇の水難事故は周囲の状況が見えずにかなり不安だと思います。 
しかしカイツブリは遊泳も潜水も得意な水鳥なので、洪水でも溺れる心配は無用でしょう。 

オオスズメバチ♀が草むらで探餌飛翔

 

2022年7月中旬・午後14:35頃・晴れ 

里山の山腹をトラバースする林道沿いの山側の草むらでオオスズメバチVespa mandarinia japonica)のワーカー♀が飛び回っていました。 
恐ろしげな重低音の羽音♪が辺りに響き渡ります。 
昨年はこの辺りの藪の奥にキイロスズメバチの巣があったので、今回も営巣地が近いのかと思って撮り始めました。 

しかし、どうやら獲物を探索して飛び回っているようです。 
途中で法面の枯れ枝にしがみついたので、樹皮を齧って巣材を集めるのかと期待しましたが、すぐに飛び立ちました。 
オオスズメバチ♀の探餌飛翔を1/5倍速のスローモーションでまずはご覧ください。 
最後に等倍速でリプレイ。(@4:44〜) 
あまりにも忙しなく草むらを飛び回るので、等倍速のまま動画を見ると激しい手ブレで酔いそうになります。 
スローモーションにすれば、それなりに見れる映像になります。 


私がしつこく撮影していたら、最後はオオスズメバチ♀を怒られせてしまいました。 
黒いカメラにまとわりつくように飛んで来る蜂をいなすように、ゆっくり後退して難を逃れました。(映像なし) 
このときオオスズメバチ♀が大顎をカチカチ♪と鳴らす威嚇音は聞き取れなかったので、本気を出してはいないと分かります。 
スズメバチに攻撃されても、絶対に大声を上げたり手で振り払おうと腕を振り回したりしてはいけません。 
夏の野山に行く際には、黒い服は厳禁です。 
黒髪のヒトは必ず帽子や白いタオルなどで頭を覆いましょう。 
匂いのきつい香水やシャンプーなども避けましょう。 
飛びながら空中で毒液を噴射してくることがあり、目に入ると危険なので、目を見開かずに薄目にしておきます。
オオスズメバチ♀と出会っても正しい対処をすれば刺されることはない、と私は確信するに至りました。 
ただし、うっかりオオスズメバチの巣に近づいてしまったときが問題です。
五感を常に働かせて、営巣地の存在をいち早く気付いてその場を離れるしかありません。
関連記事(13年前の撮影)▶ オオスズメバチの巣に御用心(刺傷例)


【おまけのネット記事】 
「アジアの」「殺人」スズメバチに新たな英名、なぜ?:侵略的外来種のオオスズメバチ、米昆虫学会が「北の巨大スズメバチ」を採用(@ナショナルジオグラフィック日本語版)

私がフィールドで観察しているオオスズメバチは日本産の亜種(Vespa mandarinia japonica)なので、 英語に翻訳する際にはJapanese giant hornetと呼び続けます。

個人的には、Japanese giant hornetやAsian giant hornetという英名が日本人(アジア人)に対する差別表現になり得るという認識はありません。
オオスズメバチがあまりにも強くて畏怖の対象だから、内心誇らしい気分があるのでしょう。
外来種の害虫として問題になっているマメコガネがJapanese beetleと呼ばれて忌み嫌われていることの方がむしろ、黄禍論に繋がりかねない英名かなと思います。
攻撃性の強いアフリカ産ミツバチをAfrican killer beeと呼んでいたことに欧米在住の黒人が怒るのは理解できます。
逆に日本語で無自覚に使っている「ナンキンムシ」も南京に対する酷い名前だなと思います。

2022/11/09

前脚も生えてきたオタマジャクシの大群(アズマヒキガエル幼生?)

 

2022年7月下旬・午後15:20頃・くもり
前回の記事:▶ オタマジャクシの群れが池の中で日陰に偏って分布する謎

5日ぶりに山中の水場を訪れると、オタマジャクシを捕食していたアカショウビンの鳴き声はもう周囲の森から聞こえませんでした。 
夏鳥ですから、もう繁殖を終えて南国に渡去したのかもしれません。 
聞こえるのはヒグラシ♂♪の蝉しぐれだけです。 

池の岸辺で蠢く夥しい数の黒いオタマジャクシは健在でした。 
相変わらず日陰の左岸に多いのが不思議です。 
透明ケースで大群の一部を掬って観察しようとすると、気温に対して水温が低いために、プラスチックの表面を拭いても拭いてもすぐに結露してしまいます。 
今回も温度計を持参し忘れて、水温を測定できませんでした。 
観察容器(13.5×3.5×7.0cm)の真上から見下ろすように撮影すれば、オタマジャクシを明瞭に撮れます。 
容器内でも互いに群れる性質があるようです。 

オタマジャクシの変態が進み、一部の個体には後脚だけでなく前脚も生えていました。 
しかし四肢はまだ動かせないようで、長い尻尾を左右にくねらせて泳いでいます。 
これから尻尾が短くなれば変態の完了で、子ガエルとなって上陸するはずです。 
サンプリング調査の後で、オタマジャクシを元の泉に放流しました。 

アズマヒキガエルBufo japonicus formosus)の幼生だと予想しているのですが、どうでしょうか? 

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