2025年2月中旬〜3月上旬
シーン0:2/16・午後15:15・晴れ・気温23℃(@0:00〜)
雪国のスギ防風林にあるホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の溜め糞場WBCをトレイルカメラで見張っています。
スギの落葉落枝が散らばっている林床雪面の冒頭赤丸で囲った部分にタヌキの糞塊があります。
この記事の主役は最後に登場するホンドギツネなのですが、その行動を説明するための準備として、タヌキの排尿マーキングの行動を先にお見せします。
シーン1:2/17・午後17:14・降雪・気温-1℃(@0:05〜)
小雪がちらつく夕方に、左から来たタヌキの先行個体aが溜め糞の匂いを嗅いでいました。
続いて後続個体bが登場すると、先客のタヌキaは慌てて奥へ立ち去りました。
後続個体bが排便し、鳴きました♪
その間に、先行個体aが奥にあるスギの根元で通りすがりに排尿マーキングしたようです。
タヌキbがスギ根元に近寄る際に、背中を弓なりに伸ばすストレッチ運動をしたように見えました。
ストレッチ運動をするような文脈ではなかったので不思議だったのですが、よく見ると、なぜか細い灌木の下の狭い隙間をわざわざくぐっただけでした。
シーン2:2/19・午後19:07・降雪・気温-4℃(@1:05〜)
吹雪が収まった晩に、ペアで来たタヌキの一方が溜め糞場で排便していました。
排泄後は身震いして手前へ立ち去りました。
その間にパートナーは、奥のスギ根元の匂いを嗅ぎ、小便をかけてマーキングし、奥へ向かいました。
ペアで来たのに、ここから別行動を取るのかな?
シーン3:2/24・午後18:02・降雪・気温-1℃(@1:59〜)
ペアで来て奥へ立ち去るタヌキの後続個体が、スギの根元に尿でマーキングして行きました。
シーン4:3/4・午後17:03・降雪・気温1℃(@2:21〜)日の入り時刻は午後17:38。
日没前の夕方に左からペアでタヌキが来ていました。
排便中の個体aがパートナーbに邪魔されて、向きを変えました。
タヌキaは奥に向かい、スギの根元の匂いを嗅いでから排尿マーキングして二次林へ向かいました。
このときタヌキaの後ろ姿の股間が見えたのですが(@2:56〜)、♂の陰嚢は見えませんでした。
その代わりに見えた穴が♀の肛門なのか生殖口なのか、気になります。
肛門なら尻尾の付け根(もっと上)にあるはずなので、たぶん膣口だと思うのですが、どうでしょうか。
まさか♀の尿道口があんなに目立つでしょうか?
下腹部は白い毛で覆われています。
開口部の周囲がやや膨らんでいるのは、発情期の♀の特徴なのかな?
後続個体bは溜め糞の匂いを嗅いだだけでした。
スギの根元の匂いもクンクン嗅いでいます。
なんとなく素人の勝手な想像では、先行個体が♀で、後続個体の♂が♀の尿の匂いを嗅いで、発情状態をチェックしているような気がします。
シーン5:3/6・午後15:54・くもり・気温2℃(@3:21〜)
2日後も昼間に単独で来たタヌキが、スギ立木の根元で立ち止まっていました。
排尿マーキングしたのかもしれませが、定かではありません。
溜め糞場WBCには立ち寄らず、左へ向かいます。
シーン6:3/8・午前9:16・晴れ・気温0℃(@3:30〜)
さらに2日後の明るい朝に、ホンドギツネ(Vulpes vulpes japonica)が右下手前から現れました。
タヌキの溜め糞場WBCには見向きもしないで素通りすると、奥のスギ立木の根元の匂いを嗅いでから、排尿マーキングしました。
このとき右後脚を軽く上げたので、♂のようです。
キツネは画面の左上奥で立ち止まり、変な声でカカッ♪と吠えました。(@3:55〜)
更に奥の落葉灌木の根元にも尿をかけて行ったようです。
後半は拡大せずにオリジナルの映像をリプレイ。
【考察】
キツネの登場シーンだけ切り抜いて見ても意味がよく分からないのですが、それまで撮れた監視カメラの映像を遡ると、溜め糞場WBCに通うタヌキたちが繰り返し小便をかけて匂い付けしていたスギの根元(サインポスト)にキツネも対抗してマーキングしていました。
つづく→
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