2019/10/03

公園樹に塒入りするムクドリの大群:後編(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:54〜19:16(日の入り時刻は19:03)・気温約25℃


▼前回の記事
公園樹に塒入りするムクドリの大群:中編(野鳥)

無事に塒入りしたと思ったら、ムクドリSturnus cineraceus)の大群がなぜか一斉に飛び出しました。
ムクドリの群れはほぼ同じ方角(東)へ飛び去りました。
誰か通行人が樹上のムクドリを驚かせたのか、それともムクドリが自発的に飛び立ったのか、不明です。
これは私の勝手な妄想ですが、塒内での場所取りに破れた個体が一計を案じて嘘の警戒声♪を発し、群れを飛び立たせて御破算にしたとしたら面白いですね。

どうやら就塒前の華麗な群飛をやり直すようです。
残念ながらここは周囲がビルで囲まれた街なかの公園なので空を見渡せず、ムクドリの大規模な群飛を堪能できません。

辺りがだいぶ暗くなってきました。
私が公園でじっと待っていると、初めに就塒前集合していた桜の大木(おそらくソメイヨシノ)にムクドリの群れが少しずつ戻って来ました。
樹上で賑やかに鳴き交わしています。

やがて、ムクドリの群れは桜の大木から右の木々へ流出を始めました。
これ以降は、先程見たのと同じ順番で就塒行動が繰り返されていています。
公園の外周に植栽された並木(桜、ドイツトウヒ、ヤマボウシ、トウカエデ)に分散して塒入りしています。
遅れて公園に飛来した群れは、2本の桜の木の両方に飛び込んでいます。
メインの塒らしい桜の樹冠に吸い込まれる様子が圧巻です!

ヤマボウシの樹上に塒入りした少数派のムクドリにズームインしてみました。(@1:49)
暗くても白い花がよく目立ちます。

日没時刻を過ぎても塒内のムクドリはまだ落ち着かず、騒々しく鳴き交わしながら公園樹の枝から枝へ飛び回っていました。


※ 実際はもっと薄暗いのですが、動画編集時に彩度を少し上げています。



▼関連記事(6日前の撮影)
交差点の電柱から飛んでムクドリの集団塒に戻るノスリ(野鳥)

この日は公園周辺にノスリの姿を見かけませんでした。
公園樹に毎夕塒入りするムクドリの大群を狙って猛禽が狩りを行うのかと期待して見に来たのですが、予想が外れました。
ハヤブサ類とは異なり、ノスリが飛んでいるムクドリを狩るのは無理でしょう。






観察の結果、ムクドリの集団就塒は次のように行われるようです。

  1. 塒の森の上空に飛来した群れは、まずは仲間(同種の先客)の鳴き声に引き寄せられ、集団塒に接近する。
  2. 先客が陣取る樹上で空いたスペースに着陸する。
  3. 塒内で場所が気に入らなければ、改めて少し飛んで移動。

ヒメジョオンを訪花するメスグロヒョウモン♀の羽ばたき【HD動画&ハイスピード動画】



2019年6月下旬

河川敷の草原に咲いたヒメジョオンの群落でメスグロヒョウモン♀(Damora sagana)が訪花していました。
意外にもこの組み合わせは初見でした。
翅を開閉しながら吸蜜しています。

花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:10〜)


▼関連記事(6年前の撮影)
ハルジオンの花蜜を吸うメスグロヒョウモン♀


メスグロヒョウモン♀:翅表@ヒメジョオン訪花吸蜜
メスグロヒョウモン♀:翅裏@ヒメジョオン訪花吸蜜



2019/10/02

公園樹に塒入りするムクドリの大群:中編(野鳥)



2019年6月中旬・午後18:41〜18:52(日の入り時刻は19:03)
▼前回の記事
公園樹に塒入りするムクドリの大群:前編【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)

せっかく桜(おそらくソメイヨシノ:画面左)の樹冠に集結したのに、ムクドリSturnus cineraceus)の大群は賑やかに鳴きながら、右に隣接する公園樹(ドイツトウヒ、ヤマボウシ、桜、トウカエデ)へと流れるように移動し始めました。
公園の外周に育ったこちらの並木がムクドリ集団塒の本命でした。
左の桜の木には就塒前集合して塒の安全を確認していただけなのでしょう。

遅れて公園に飛来した群れは、左にある桜の木(就塒前集合の場所)ではなく、右の公園樹に直接降下着陸しています。
枝葉の茂った樹冠に続々と着陸しています。
圧巻の集団就塒です。

樹種は同じ桜(ソメイヨシノ?)でも、初めに就塒前集合した木よりも繁華街の交差点に近いために、ムクドリにとってはねぐらとして安全に感じるのでしょう。
しかし群れの流れに逆行して左の桜の木へ飛んで移動する天邪鬼の個体も少数ながら居ました。

桜の木だけでなく、更にその右隣の公園樹(トウカエデ)にもムクドリが続々と飛び込んでいます。(@3:28、4:44、6:43)
しばらくは落ち着かないようで、トウカエデから左隣りの桜に移動し直す個体も多数見られました。
メインの集団塒になっている桜の樹冠にズームインすると、ムクドリの大群が枝に鈴なりに並んでいました。

トウカエデの右隣に立つケヤキの木はなぜかムクドリに人気がなくて、塒としては選ばれませんでした。
雛が巣立ったばかりのハシボソガラスの古巣がケヤキの樹冠に架けられているせいでしょうか?
(ただしこの時間帯は、公園内にカラスの姿はありませんでした。)

あるいは単に、ケヤキの木は人通りの多い大通りの交差点から離れてしまうためかもしれません。

針葉樹ドイツトウヒ(別名オウシュウトウヒ)の樹上に止まった個体群にもズームインしてみます。(@5:24)

ドイツトウヒの右隣りの桜樹上(メインの集団塒)に塒入りしたムクドリの群れの中に、コムクドリ♂(Sturnus philippensis)が1羽紛れ込んでいるのを発見しました。(@6:20〜6:30)
数ではムクドリが圧倒的に多いのですが、コムクドリとの混群で集団就塒していることが分かりました。
もっとしっかり探せば、コムクドリをもっと多く見つけられたかもしれません。
(ムクドリ大群の狂乱に圧倒され、公園樹林のどこに注目して撮るべきか目移りしてしまいました。)
この桜の木は集団塒として毎晩使われているようで、桜の葉の多くが鳥の糞で白く汚れています。
桜の枝にはムクドリが好きな赤い実がなっていたので、夜食に啄むことがあるのかもしれません。

集団塒となった公園樹でまずは上部の枝から順に埋まっていくようです。
遅れて下の枝に止まった個体は、隙を見て上の空いた枝に飛び移っていました。


※ 夕暮れ時に撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を少し上げています。

つづく→後編


ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:トウカエデ:公園
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:ドイツトウヒ:公園
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:ヤマボウシ:公園


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