2019年6月中旬・午後18:41〜18:52(日の入り時刻は19:03)
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公園樹に塒入りするムクドリの大群:前編【HD動画&ハイスピード動画】(野鳥)
せっかく桜(おそらくソメイヨシノ:画面左)の樹冠に集結したのに、ムクドリ(Sturnus cineraceus)の大群は賑やかに鳴きながら、右に隣接する公園樹(ドイツトウヒ、ヤマボウシ、桜、トウカエデ)へと流れるように移動し始めました。
公園の外周に育ったこちらの並木がムクドリ集団塒の本命でした。
左の桜の木には就塒前集合して塒の安全を確認していただけなのでしょう。
遅れて公園に飛来した群れは、左にある桜の木(就塒前集合の場所)ではなく、右の公園樹に直接降下着陸しています。
枝葉の茂った樹冠に続々と着陸しています。
圧巻の集団就塒です。
樹種は同じ桜(ソメイヨシノ?)でも、初めに就塒前集合した木よりも繁華街の交差点に近いために、ムクドリにとっては
しかし群れの流れに逆行して左の桜の木へ飛んで移動する天邪鬼の個体も少数ながら居ました。
桜の木だけでなく、更にその右隣の公園樹(トウカエデ)にもムクドリが続々と飛び込んでいます。(@3:28、4:44、6:43)
しばらくは落ち着かないようで、トウカエデから左隣りの桜に移動し直す個体も多数見られました。
メインの集団塒になっている桜の樹冠にズームインすると、ムクドリの大群が枝に鈴なりに並んでいました。
トウカエデの右隣に立つケヤキの木はなぜかムクドリに人気がなくて、塒としては選ばれませんでした。
雛が巣立ったばかりのハシボソガラスの古巣がケヤキの樹冠に架けられているせいでしょうか?
(ただしこの時間帯は、公園内にカラスの姿はありませんでした。)
あるいは単に、ケヤキの木は人通りの多い大通りの交差点から離れてしまうためかもしれません。
針葉樹ドイツトウヒ(別名オウシュウトウヒ)の樹上に止まった個体群にもズームインしてみます。(@5:24)
ドイツトウヒの右隣りの桜樹上(メインの集団塒)に塒入りしたムクドリの群れの中に、コムクドリ♂(Sturnus philippensis)が1羽紛れ込んでいるのを発見しました。(@6:20〜6:30)
数ではムクドリが圧倒的に多いのですが、コムクドリとの混群で集団就塒していることが分かりました。
もっとしっかり探せば、コムクドリをもっと多く見つけられたかもしれません。
(ムクドリ大群の狂乱に圧倒され、公園樹林のどこに注目して撮るべきか目移りしてしまいました。)
この桜の木は集団塒として毎晩使われているようで、桜の葉の多くが鳥の糞で白く汚れています。
桜の枝にはムクドリが好きな赤い実がなっていたので、夜食に啄むことがあるのかもしれません。
集団塒となった公園樹でまずは上部の枝から順に埋まっていくようです。
遅れて下の枝に止まった個体は、隙を見て上の空いた枝に飛び移っていました。
※ 夕暮れ時に撮った薄暗い映像なので、動画編集時に彩度を少し上げています。
つづく→後編
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:トウカエデ:公園 |
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:ドイツトウヒ:公園 |
ムクドリ(野鳥)群れ@集団塒:ヤマボウシ:公園 |
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