2025年3月下旬
シーン1:3/21・午前5:28・気温-1℃(@0:00〜)日の出時刻は午前5:39。
日の出前なのに、雪明りで充分明るいです。
落葉二次林にある営巣地に明け方に来ていたホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の単独個体が巣口Rに顔を突っ込みながら、前脚で雪を後方に掻き出しました。
結局、巣穴の中には入らず、外に出てきてクゥーン♪と甲高く鳴き声を発しました。
身震いしてから、近くの細い落葉灌木に排尿マーキングしました。
このとき右後脚を持ち上げたので、♂と判明。
右へ立ち去りました。
シーン2:3/22・午前5:18・小雪・気温2℃(@0:41〜)日の出時刻は午前5:37。
翌日は小雪がちらつく未明に、3頭からなるタヌキの家族が次々とやって来ました。
先行個体aが巣口Rで雪かきしながら、匂いを嗅いでいます。
そこへ後続個体bが合流し、一緒に巣口Rを点検しています。
タヌキb,aの順で奥の林内に立ち去りました。
最後に殿 を務める個体cが登場しました。
振り返ると、タペータム(輝板)がカメラの赤外線を反射しておらず、両目を失明した個体♀hでした。
先行する2頭のタペータムは健常で、おそらく両親♀♂なのでしょう。
シーン3:3/22・午前5:19・小雪(@1:41〜)
両目を失明していても、雪面の匂いを嗅ぎながら迷いなく歩いています。
(嗅覚は正常なのでしょう。)
先行する♀♂ペアとは違うルートを進んでから、右上奥で合流していました。
【考察】
早春の時期のタヌキは、巣内を覗き込んで匂いを嗅ぐだけで、滅多に中に入らなくなりました。
おそらく、巣内に雪解け水がしみ出してジメジメ、ドロドロになり、居住環境が劣悪になっているのではないかと想像しています。
ここは以前、ニホンアナグマの営巣地(セット)でした。
つづく→
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