2026年5月下旬・午後15:10頃・晴れ
山麓にある池の畔を私が歩くと、岸辺で獲物を待ち伏せしていたトノサマガエル(Pelophylax nigromaculatus)の群れが深い池に次々と飛び込んで逃げます。
しばらくすると池の中央部で浮上し、水面で辺りの様子を油断なく窺っています。
このとき私が手を振ったり身動きしたりすると、警戒したカエルが慌てて身を翻して再び潜水します。
※ 潜水時の水音が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
トノサマガエルの浮上および潜水行動を240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:09〜)
まずは浮上シーンです。
実は、水面で息継ぎしたアカハライモリが潜水するシーンを撮り損ねた直後に、入れ替わるようにトノサマガエルが浮上してきたのです。
「カエルは平泳ぎする」という世間のイメージとは違い、深い池の底から浮上してくるトノサマガエルは、後脚を交互に動かして水を蹴っていました。
クロール泳法のバタ足とも違います。
水の抵抗を減らすために、前脚は使わずに体側に沿って付けています。
水面に浮いて初めて前脚を横に広げて静止しました。
次は急速潜水で逃げるシーンです。
向きを変えてから後脚で力強く水を蹴って一気に深く潜ります。
水飛沫が派手に上がって見応えがあるスローモーションになりました。
興味深いことに、同じ池の水面でトノサマガエルの近くに浮かんでいたマツモムシ(Notonecta triguttata)は、私の動きに対して無反応でした。
いつも水面で上下逆さまになって背泳しているマツモムシは、上空から迫る危険にはあまり注意を払っていないのかもしれません。
水面に波紋が立てば、鋭敏な振動覚で天敵の接近を感知して、逃避開始するのでしょう。
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