2012年10月中旬
雑木林でエナガ(Aegithalos caudatus)の群れが鳴き交わしながら樹上で採食していました。
枝から枝へ飛び回り、葉裏をつついています。樹種は不明。
【追記】
採食メニューが何なのか、映像では突き止められませんでしたが、中村登流『エナガの群れ社会』によると、
エナガの食物は、かなり変わっている。アブラムシの卵とか成虫などを食べていることが多い。少なくとも昆虫食に相当偏っていて、カラ類のように種子などは食べない。 (p209より引用)
エナガの鳴き声を声紋解析してみる
いつものように元のMTS動画ファイルから音声をWAVファイルにデコードしてから、スペクトログラムを描いてみました。
ピーピーピー♪という鋭い鳴き声を発した初めの2回の部分を8秒間だけ切り出しました。
【追記】
松原卓二『エナガのねぐら』という素敵な本(写真集)を読むと、p88に様々な鳴き声についてその意味がまとめてありました。
ピーピーピー(チーチーチーと聞こえることも)
群れ全体に「おーい」と呼びかけるときの声。群れのリーダーが移動時に発したり、群れからはぐれた個体が仲間を探すときに、この声を出します。カラ類の出すピーピーピー声とそっくりです。
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