2012年7月下旬
山中に咲くアジサイの仲間(種名不詳※)にマルハナバチが何匹も訪花していました。
くたびれたような色褪せた個体ばかりですけど、オオマルハナバチ(Bombus hypocrita)のワーカー♀だと思います。
ブンブンと飛翔筋を震わせながら花の上を歩き回り腹面に花粉を付けようとしています(振動集粉)。
後脚の花粉籠に褐色の団子を付けている個体もいます。
酷暑で花も少し萎れかけており、労力の割に余り実入りが良くなさそうです。
関連記事(11年後の撮影)▶ 手まり咲きの白いアジサイの花で振動集粉♪するクロマルハナバチ♀
2匹のオオマルハナバチ♀がアジサイの同じ花序で出会っても互いに没交渉で、各自の採餌で忙しくしています。
同じコロニーから来たワーカーなのでしょう。
松浦誠『社会性ハチの不思議な社会』によれば、
ミツバチやマルハナバチでは、訪花の際に、同種または異種のハチと争ったり、追い払ったりする行動はほとんどみられず、同じ巣のもの同士でも、野外ではたがいに没交渉にえさ集めをおこなう。 (p155より引用)
※【追記】
紫陽花はエゾアジサイですかね?
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