2022/09/21

池に何度も飛び込んで水浴する2羽のヒヨドリ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2022年7月上旬
前回の記事:▶ 古池やヒヨドリ飛び込む水の音♪【野鳥:トレイルカメラ】

トレイルカメラを設置した山中の泉に2日連続でヒヨドリHypsipetes amaurotis)が水を浴びにやって来ました。 

シーン1:7/9・午後14:34・晴れ・気温25℃ 
左岸から池の上に張り出したカエデの横枝にヒヨドリが止まっています。 
画角の外ですが、どうやら止まり木で羽繕いしているようです。 
しばらくすると止まり木から池に飛び込み、一瞬だけバシャバシャと水浴しただけですぐに元の止まり木に戻りました。 
「カラスの行水」よりも圧倒的に短い「ヒヨドリの行水」をもう一度繰り返しました。 

1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 
水面で広げた翼を羽ばたかせて水飛沫を派手に上げています。 
ヒヨドリが池から飛び去るたびに、余韻のように水面には波紋が広がります。 


シーン2:7/10・午前10:02・晴れ・気温22℃ 
レンズに付着した水滴(雨または朝霧)が未だ乾いていませんが、よく晴れています。 
♀♂つがいと思われる2羽のヒヨドリがまるで競い合うように超時短の水浴を繰り返していました。 
水浴びの合間に休む止まり木は今回も画角の外です。 
止まり木から水場に飛び込みかけてもなぜか思いとどまり、池の上でホバリング(停空飛翔)しただけで止まり木に戻ってしまうことがあります。 
最後は2羽が同時に池の上で停飛したものの、水浴せずに飛び去りました。 
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 

この池で水浴する野鳥の中で、ヒヨドリだけ異常に警戒心が強い(ように見える)のが不思議です。 
もはやDNAに刻み込まれたヒヨドリ独特の水浴行動になっています。 
もしかして、水が怖いのに我慢しながら水浴しているのかな?
臆病な個体が水場に潜む捕食者に襲われずに生き残ってきた、という自然淘汰を繰り返して進化したのでしょうか? 
捕食圧が無くなっても水浴時間が短いままなのが謎です。

木の旗竿をかじり巣材を集めるキアシナガバチ♀

 

2022年6月中旬・午後14:45頃・晴れ 

郊外の小さな祠の前に立つ旗竿にキアシナガバチ♀(Polistes rothneyi)が止まっていました。 
年季の入った材木(間伐材の細い丸太、樹種はおそらくスギ)の樹皮表面を大顎で薄くかじり取っているようですが、背面からの撮影では肝心の口元がよく見えません。 
側面から撮りたかったのですが、私の経験上、撮影中に下手に移動すると蜂が警戒して逃げてしまうと思い、我慢して撮り続けました。 
キアシナガバチ♀は樹皮を薄く剥ぎ取りながら上から下に移動し、再び上に少し登ってから追加の巣材を採取しました。 
時期的にワーカー♀ではなく未だ創設女王かもしれません。 
最後は左に飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイしても、巣材のパルプ団子は小さくてよく見えません。 

祠の境内では、表面を黒いタールで防腐加工している角材も旗竿を支えるために並んで立ててありました。 
今時珍しい木製の電柱も近くに立っています。 
キアシナガバチ♀はこれらを避けて、プレーン(未加工)な丸太を選び巣材を集めたようです。 
同じ場所に巣材集めに戻って来るだろうと期待してしばらく待機したのですが、蜂は現れませんでした。 
祠の軒下を調べて回ると、フタモンアシナガバチとキアシナガバチの巣が見つかりました。
ただし、さきほど巣材を集めていたキアシナガバチ♀と同一個体かどうか定かではありません。

2022/09/20

水場に着水する前にホバリングする夜行性コウモリ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年7月上旬・午後22:25・霧・気温19℃
前回の記事:▶ 夜の泉に飛来するコウモリは岸のザトウムシを捕食するか?【トレイルカメラ:暗視映像】

里山の水場を夜な夜な訪れるコウモリ(種名不詳)をトレイルカメラ(無人センサーカメラ)で撮影すると、また一つささやかな発見がありました。 

コウモリは池の水面を掠めるように低く飛んで一瞬だけ着水する行動を繰り返しているのですが、その合間にホバリング(停空飛翔)することがありました。 
着水する前に超音波のエコロケーションで狙いを定めているのでしょうか? 
てっきり水浴または水を飲むための行動だと思っていたのですけど、こうなると水中の獲物(水生昆虫やオタマジャクシなど)を狙っている可能性も復活しそうです。 

それとも、右岸に生えた灌木の葉上に獲物となりそうな虫を見つけたのかな? 
コウモリが灌木ギリギリを飛んだら木の葉が1枚だけ揺れました。(@0:06) 
このとき虫を捕食したのだとしたら面白いのですが、羽ばたきの風圧で揺れただけかもしれません。 
池に少し霧がかかっているため、飛行中にうっかり障害物にぶつかったのでしょうか?  
コウモリは視覚に頼らないはずですけど、超音波エコロケーションが霧の発生に影響されるのか気になります。
霧がもっと濃くなったときにコウモリの飛翔に支障を来すのかどうか、今後も注目していきます。 

後半に飛来したコウモリは別ルートを飛んだ(ホバリングなし)ので、別個体だと思います。 

1/3倍速のスローモーションでリプレイしても(@0:20〜)、コウモリが暗闇での高速飛翔で何をしているのか、いまいち分かりません。 
動画のフレームレートが25fpsでは不十分です。 
ハイスピード動画240fpsは無理でも、せめて60fpsは欲しいところです。 



 
↑おまけの動画 
「Why Bats are Better Than Humans at Dealing with Viruses」by Smithsonian Channel

新型コロナウイルスのパンデミックの発生源がコウモリではないか?と疑われたこともあって、危険なウイルスを媒介するコウモリなんか見つけ次第、駆除・抹殺すべきだと暴論を吐く人がいます。
確かにコウモリは様々なウイルスを保菌していますが、不思議なことにコウモリ自身は症状が出ません。
その理由を科学的に研究することで、ヒトの医学(ウイスル感染の予防や治療)に応用することが期待できます。
中間宿主のコウモリを恐れる人の気持ちも理解できるのですが、コウモリのコロニーを安易に駆除して絶滅させてしまうと、ウイルスと共存する秘密が解き明かされる前に失われてしまい、人類にとって大きな損失です。



 

ランダムに記事を読む