2022年6月中旬・午後14:45頃・晴れ
郊外の小さな祠の前に立つ旗竿にキアシナガバチ♀(Polistes rothneyi)が止まっていました。
年季の入った材木(間伐材の細い丸太、樹種はおそらくスギ)の樹皮表面を大顎で薄くかじり取っているようですが、背面からの撮影では肝心の口元がよく見えません。
側面から撮りたかったのですが、私の経験上、撮影中に下手に移動すると蜂が警戒して逃げてしまうと思い、我慢して撮り続けました。
キアシナガバチ♀は樹皮を薄く剥ぎ取りながら上から下に移動し、再び上に少し登ってから追加の巣材を採取しました。
時期的にワーカー♀ではなく未だ創設女王かもしれません。
最後は左に飛び去りました。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイしても、巣材のパルプ団子は小さくてよく見えません。
祠の境内では、表面を黒いタールで防腐加工している角材も旗竿を支えるために並んで立ててありました。
今時珍しい木製の電柱も近くに立っています。
キアシナガバチ♀はこれらを避けて、プレーン(未加工)な丸太を選び巣材を集めたようです。
同じ場所に巣材集めに戻って来るだろうと期待してしばらく待機したのですが、蜂は現れませんでした。
祠の軒下を調べて回ると、フタモンアシナガバチとキアシナガバチの巣が見つかりました。
ただし、さきほど巣材を集めていたキアシナガバチ♀と同一個体かどうか定かではありません。
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