前回の記事:▶ 川の護岸で夜な夜な餌を探し回る野ネズミ【暗視映像:トレイルカメラ】
川沿いのスロープ状の護岸が獣道として使われています。
コンクリートのブロックが敷き詰められているのですが、夏はその上に雑草が伸び放題になっています。
そこに設置した無人センサーカメラ(トレイルカメラ)に夜な夜な写る野ネズミ(ノネズミ)の活動をまとめてみました。
シーン1:7/7・午前2:30
画面下から登場します。 (赤い矢印に注目)
水際に立つニセアカシアの幹にトレイルカメラを固定しているのですが、野ネズミはその根元を少し登って姿を消しました。
シーン2:7/10・午前3:58 (@0:18)
画面右上隅のコンクリート護岸を右へ走り去りました。
シーン3:7/12・午前2:28 (@0:27)
ニセアカシアの根際にあるトンネル(※)から野ネズミが登場したものの、すぐに引き返してしまいました。
シーン4:7/15・午前3:11・小雨 (@0:43)
雨がポツポツ降る深夜に画面下を左から走って来た野ネズミが、ニセアカシア根元にあるトンネルに飛び込みました。
シーン5:7/17・午後23:46 (@0:51)
ニセアカシア根際のトンネルから出てきた野ネズミが幹を少し登ったものの、結局は地上へ降りました。
コンクリート護岸の緩斜面をチョロチョロと走って上に登りました。
※ ニセアカシアの木の根元を見下ろす撮影アングルの映像だけ見ると、根元に野ネズミが出入りする巣穴があるのかと思ってしまいます。
改めて現場検証すると、事情が飲み込めました。
トレイルカメラを固定したニセアカシアの根際の土が最近の川の増水によってゴッソリえぐり取られていて、根っこが露出していました。
そんな状態のニセアカシアが倒伏しないのが不思議ですけど、しぶとく立ち続けています。
野ネズミは根っこの下の空間をトンネルのようにくぐって自由に通行することができるようになりました。
勉強不足の私は、外見で野ネズミの種類を見分けるのに自信がありません。
しかし行動面で決定的な違いがあり、木登りできる野ネズミと言えば、小型のヒメネズミ(Apodemus argenteus)ということになります。
大型のアカネズミ(Apodemus speciosus)でもこれぐらいなら登れるのでしょうか?
撮れた動画では本格的な木登りとは呼べそうにないので、悩ましいところです。
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