2021/07/14

ヤマアカガエル幼生の群れと触れ合う

 

2021年4月中旬・午後16:50頃・くもり 


里山の緩斜面に2つ並んでいる繁殖池のうち、低い所にあって浅い池Lの記録です。 
残雪があった頃は雪解け水で満水となり2つの池は細い流れで繋がっていたのですが、春になって雪が完全になくなると独立した池になりました。 

池LでもヤマアカガエルRana ornativentris)の幼生が既に孵化していて、多数の黒いオタマジャクシが浅瀬で遊泳しています。 
岸辺に産卵したゼラチン質の卵塊が全く残っていませんでした。 
おそらく幼生が最初の餌として食べ尽くしたのでしょう。※
その後は池の底に堆積した泥に含まれる有機物を食べているようです。 
上の池Hと異なり、この池Lは浅いのでガマなどの抽水植物がこれから生えてきます。 

私が右手の指をそっと水中に入れるとオタマジャクシは慌てて逃げ回るものの、泳力が未発達のようで触れることが可能でした。
その気になれば手掴みできそうです。 
浅い池で生まれたオタマジャクシは特に、鳥や野生動物によって次々に捕食されてしまうのではないかと心配です。
池畔に無人の監視カメラを設置すれば、そうした捕食シーンが撮れるかな?

※ 【参考サイト】徹底解説 オタマジャクシの餌は何が良いか?によると、
オタマジャクシを卵から育てる場合、まだ十分に泳げないような最初の段階の餌は、卵を包んでいたゼリー状の紐になります。この卵の紐の残骸は、すぐに食べつくされて無くなるので、捨ててはいけません。


いつかその様子を微速度撮影してみたいものです。

卵塊から飼育する必要がありそうですね。



つづく→池の水面に繰り返し浮上するヤマアカガエル幼生の群れ


 

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