2021年4月下旬・午後14:45頃・晴れ
萎れかけたリンゴの花で♀が長々と吸蜜していると、同種の♂が左から飛来しました。
全身がスリムな♂は黒っぽくて触角が長いです。
マメコバチには儀式的な求愛行動が無いのか、♂はいきなり♀の背面に飛びかかり、交尾を挑みました。
しかし不意をつかれた♀が後脚を上に高々と持ち上げて交尾拒否の姿勢になりました。
♂はすぐに諦めて紳士的に飛び去りました。
♂を振った♀は、次の花へ飛んで移動しました。 このとき腹部下面のスコパに花粉を満載にしているのが見えました。
交尾拒否行動を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:00〜)
おそらくマメコバチの♀は羽化直後に一度しか♂と交尾しないのかもしれません。
既交尾♀は営巣活動および採餌活動に忙しく、♂からの執拗な性的ハラスメントは迷惑でしかないでしょう。
そのコストを軽減するために、交尾拒否行動が進化したと思われます。
動画の後半は、♂の探雌飛翔を引きの絵で撮ったものです。
リンゴの花の周囲をあまりにも高速で飛び回るので、肉眼ではとても追い切れません。
1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみて初めてマメコバチ♂の探雌飛翔が写っていると知ったのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿