2021年5月上旬・午後17:20頃・くもり
里山の尾根道を夕方に歩いていると、横の藪の奥からシシシシシ…♪と単調な鳴き声が聞こえてきました。
キリギリスの鳴き声かと思いがちですが、雪国の春にキリギリスの成虫が居るはずがありません。
この鳴き声はおそらくヤブサメ♂(Urosphena squameiceps)の囀り でしょう。
どこに隠れているのか、残念ながら姿は撮れませんでした。
実は撮影中にカメラのバッテリーが切れてしまい、慌てて交換しているときに地味な鳥を藪の奥にちらっと見かけたものの、それっきり逃げられました。
▼関連記事(9年前の撮影) 虫を運ぶヤブサメ(野鳥)と鳴き声♪(地鳴きとさえずり)遠くからウグイスの鳴き声も聞こえています。
※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。
(ヤブサメの)さえずりは鳥というよりは虫の声に似ている。徐々に尻上がりで大きな音量で鳴くことから、虫の鳴き声と区別できる。(『日本の野鳥さえずり・地鳴き図鑑』p52より引用)
ヤブサメ♂の囀りを声紋解析してみる
オリジナルの動画ファイルから音声をWAVファイルに抽出し、音声編集アプリAudacityでバックグランドのノイズを低減してから囀りの部分を6箇所切り出しました。
それを元に描いたスペクトログラムがこちらです。
いつも6回続けて鳴いては休んでいることが分かりました。
囀りの間隔はばらつきがあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿