2019年4月中旬
春になって雪が溶けた刈田にキジ♂(Phasianus versicolor)が佇んでいました。
その眼の前の畦道を冬鳥のツグミ(Turdus eunomus)がピョンピョン跳んで横切り、地面を啄みました。
ツグミをちらっと見た直後にキジ♂がケンケーン♪と絶叫し、その場で翼を力強く羽ばたかせて母衣打ちしました。
ツグミを縄張りから追い払う意図で鳴いたというよりも、同種♂間の縄張り宣言および♀への誘惑でしょう。
間近でキジ♂に母衣打ちされると大音量ですごい迫力ですが、聞かされたツグミの方は特に気にせず、畦道で採食を続けていました。
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キジ♂が隣で鳴いても動じないスズメ【野鳥】
鳴き終えたキジ♂は私を正面から眼光鋭く睨みつけます。
陽光の下で羽根の構造色がメタリックに煌めき、惚れ惚れするほど美しくも勇ましい魅力が漲っています。
やがてキジ♂は頭を下げた姿勢で歩き始めました。
畦道に沿って刈田を移動して行きます。
つづく→早春の畦道で道草を食うキジ♂(野鳥)
【追記】
初稿ではホオジロだと早合点していましたが、YouTube上でAdrianij氏から指摘がありましたので、ツグミに訂正しておきます。
冬鳥のツグミがこの時期に未だ(ぎりぎり)日本に居るということを知らなかった私は、あまりじっくり見ずにホオジロだと思い込んでいました。
キジ♂(野鳥)@刈田+母衣打ち直後 |
キジ♂(左端)@刈田vsツグミ(右端)@畦道 |
キジ♂(野鳥)@刈田+歩行移動 |
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