2019/06/05

窓枠に昼も夜も居座る2羽のドバト【冬の野鳥】

2019年2月下旬・午後

某施設に隣接した駐車場に通りかかると、グルルルー、グルルルー♪という鳩の低い鳴き声が周囲の鉄筋コンクリートに反響して聞こえました。
辺りを見回しても、薄暗くて声の主を見つけられません。
この日はカメラや照明など何も持っていなかったので、証拠写真も撮れませんでした。






2019年3月上旬・午後15:20および19:02

4日後に現場を再訪してよく探すと、鳩が居座っているのを見つけました。
建物の2階にある什器搬入口の窓枠に2羽のカワラバト(=ドバト;Columba livia)が仲良く並んで座っています。
幅が狭いながらもアルミサッシの窓枠がテラスのようになっています。
その左角に身を寄せて、目をパチクリさせています。
寒そうに首をすくめ、全身の羽毛を膨らませていました。
私にドバトの性別は見分けられませんが、左の個体は黒っぽく、右の個体は白っぽい羽毛でした。
羽の色で個体識別できそうです。
鳩を怖がらせないように、なるべく遠くから撮影するように心がけます。

♀♂つがいだとすると、営巣予定地なのでしょうか?
しかし少量の糞が窓枠に付着しているだけで、巣材を集めているようには見えません。
素人目には、鳩が営巣するには奥行きが浅過ぎる気がします。
今回、鳩は鳴き声を発しませんでした。
小雨が降っていて昼間も薄暗い日でした。
カメラを右にパンすると、ビルの軒下にはザラメ氷となった雪が未だ残っています。

同じ日の日没後にもう一度見に行くと、2羽のドバトは同じ場所にそのまま居着いていました。
ねぐらとしても使われているようです。
2羽の位置関係は昼間と変わっていませんでした。
右の個体が相手の方を向いて寝ているようです。
実は未だ眠っておらず、ズームインすると暗闇で瞬きしているのが見えました。(私を警戒して覚醒したのかもしれません)

ドバトの塒というものを初めて見ました。
街中で見かけるドバトの群れは、夜になるとレース鳩を飼っている家の鳩舎に帰って寝ているのだろうと勝手に思い込んでいました。
ここは集団塒ではないようで、暗くなっても鳩の群れが集まって来ることはありませんでした。
夜になるとこの駐車場は真っ暗で、辛うじて消火栓の赤色灯と非常口の緑色灯がぼんやりと辺りを照らしています。
公園の樹上で寝るよりも、ここは天敵も来なくて安全ですし、風が建物に遮られてあまり寒くないのかもしれません。

最後に、夜間の証拠写真を撮るために2回だけフラッシュを焚きました。
(フラッシュで鳩が逃げることはなかったものの、後々思うと、やはりフラッシュを使ったのは良くなかったかもしれません。)

※ 夜に撮った映像は動画編集時に明るさを強引に上げました。


これからどうなるのか気になるので、定点観察に通ってみることにします。
このつがいは終日、ここに居座っているのでしょうか?
時間帯を色々と変えて見に来る必要があります(特に午前中や昼下がり)。
もしかすると、誰かが餌をやっているのかもしれません。
春になったら、ここに巣作りするかどうか注目です。(営巣予定地?)
この什器搬入口は普段使われていないようですが、糞害を嫌って鳩が追い払われないか心配です。

つづく→お気に入りの窓枠に未だ居座って鳴く♪ドバト(野鳥)


ドバト2(野鳥)@営巣予定地?/塒:窓枠
ドバト2(野鳥)@夜:営巣予定地?/塒:窓枠

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