2018/07/30

水浴する川に脱糞するハシブトガラス(野鳥)



2018年6月下旬

川原で水浴びをしていたハシブトガラスCorvus macrorhynchos)が近くの岩に跳び乗ると、糞を排泄しました。(@0:08)
カラスは賢いはずなのに、自分が沐浴したり飲んだりする水を糞で汚しても気にしないのか!と衛生概念の欠如に驚きました。
カラスが水浴の合間に川で脱糞する行動は、同じ日に他の個体でも何度か観察しました。(映像公開予定)

最後は飛び立つと橋の下をくぐって下流へ飛び去りました。
飛び立つ前に川を水洗トイレとして使った訳で、「立つ鳥跡を濁さず」と昔から言われている諺・慣用句は正しくないことになります。
(実際は「飛ぶ鳥跡を濁す」。)


たつとりあとをにごさず【立つ鳥跡を濁さず】
《慣用句・ことわざなど》飛び去る水鳥が水面をよごさないように、人がある所を離れるとき、そのあとを見苦しくないようにして行くこと。何事も後始末をきれいにすべきであるというたとえ。「飛ぶ鳥跡を濁さず」とも。(学研『Super日本語大辞典』より引用)

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


ハシブトガラス(野鳥)@川岸+水浴

2018/07/29

脱皮前の眠で微動だにするナミテントウ前蛹【100倍速映像】



ナミテントウの飼育記録#8


▼前回の記事
ナミテントウ終齢幼虫の徘徊


2018年5月下旬・午前5:20〜10:35

ナミテントウHarmonia axyridis)終齢幼虫と思われる個体の中に、ヨモギの葉で静止したまま長時間動かない個体がいます。
この前蛹bに注目して、蛹化するまで微速度撮影してみました。
100倍速の早回し映像をご覧下さい。

腹端を葉に固定したまま、基本的には伏せた姿勢で静止しています。
ときどき断続的に蠕動していることが分かりました。
歩脚も一緒にピクピク動いています。
この時点では、これから本当に蛹化するのか半信半疑でした。

前蛹が付いているヨモギの葉を葉柄から切り落とし、長撮り中に葉が萎れて変形しないように、葉先と根本に文鎮を載せて固定しました。



↑【おまけの動画】
早回し速度を少し落とした60倍速映像をブログ限定で公開しておきます。

つづく→#9:ナミテントウの蛹化【60倍速映像】


耕運機を利用して虫を捕食するムクドリの群れ:オートライシズム(野鳥)



2018年5月中旬

田起こしをしている大型トラクター(耕運機)の周りにムクドリSturnus cineraceus)が群がっていました。
トラクターの騒音などを恐れるはずなのに続々と集まってくるのは、耕された土に交じって露出したミミズやケラなどの土壌生物をいち早く捕食するためです。
片利共生の一種で、オートライシズムと呼ばれる行動です。

畑を耕している耕運機の後をムクドリ・ハクセキレイなどがついて歩き、掘り起こされた土の中にいる虫を探していることがあります。 鳥が自分の生活のために、他の動物や人の活動を積極的に利用することを「オートライシズム」と呼んでいます。 (平塚市博物館サイトの解説より引用)
以前の撮影ではムクドリの群れがほとんど逃げてしまい、満足のいく動画になりませんでした。
▼関連記事(3年前の撮影)
ムクドリ(野鳥)のオートライシズム
3年ぶりに、ようやく念願のチャンスが再び巡ってきました。
映像を見るとムクドリに交じってハシボソガラスも来ていたようですが、撮影中は気づきませんでした。

働いているトラクターの運転手の顔が写ってしまうと失礼になりますし、プライバシー保護に気を使います。
モザイク処理するのが面倒で、細切れの映像になりました。


ムクドリ(野鳥)群れ@採食:耕運機オートライシズム

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