ノシメマダラメイガの飼育記録#20
2015年7月上旬・室温29℃、51%(蛹化直後)
完成した繭の中でノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)前蛹が脱皮(蛹化)に備えて眠の状態です。
終齢幼虫のときよりも体長が少し縮んだようです。
蛹化の前兆が分からないので、愚直に動画の長撮り(10倍速の微速度撮影)で監視・記録しました。
前蛹はときどき体を弓なりにして上下させて蠕動しています。
その蠕動が持続的になったと思ったら、いよいよ蛹化が始まりました。
幼虫時代の頭楯が後ろへ(右へ)移動していきます。
プラスチック容器と繭越しの観察なのであまりよく見えません。
脱皮したばかりの蛹の色は真っ白でした。
脱皮を完了しても蛹の蠕動はしばらく続き、抜け殻は腹端に押し込まれました。
結構激しく寝返りを打っています。
これ以降ははもう繭内で方向転換できません。
予想通り、頭部は左向きで確定しました。
営繭を完了し前蛹になってからほぼ24時間後に蛹化しました。
一旦蛹化が始まれば、意外に早く脱皮が進行することが分かりました。
写真のインターバル撮影ではなく、動画による微速度撮影をして正解でした。
※ 透明プラスチックの容器越しに撮ったやや不鮮明な映像に自動色調補正を施してあります。
【おまけの動画】
時間を少し遡って、同一個体の前蛹が蛹化(脱皮)に備えている眠の状態を100倍速の早回し映像でご覧下さい。(ブログ限定公開)
ほとんどの時間は静止していますが、ときどき突発的に蠕動しています。
動画を見直しても、脱皮(蛹化)の前兆はよく分かりませんでした。
繭から前蛹を取り出して直接観察すれば何か予兆が分かったかもしれません。
つづく→#21:成虫の死骸を解体して巣材とするノシメマダラメイガ(蛾)終齢幼虫
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| 前蛹 |
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| 蛹化直後 |
2015年7月上旬
堤防に咲いたクサフジの群落で咲きかけの蕾に止まっているナナホシテントウ(Coccinella septempunctata)を見つけました。
小さなアブラムシを捕食しているようです。
クサフジの花に近い部分の茎がアブラムシのワックスで白い粉をふいたように汚れています。
アブラムシに随伴するボディーガードのアリが居ないので、ナナホシテントウは食べ放題です。
アブラムシのコロニーは天敵に次々と捕食されても逃げ出すこともなく、吸汁しながらときどき尻を振っています。
ナナホシテントウが横を向いて食べ滓を捨てるシーンが撮れました。
ナナホシテントウは食後に身繕い。
捕食する口元をマクロレンズでしっかり接写しようとしたら逃げられてしまいました。
手元の図鑑『校庭のクモ・ダニ・アブラムシ』でマメ科植物をホストとするアブラムシを調べてみると、マメアブラムシ、ソラマメヒゲナガアブラムシ、エンドヒゲナガアブラムシ、コンドウヒゲナガアブラムシが載っていました(p194)。
ノシメマダラメイガの飼育記録#19
2015年6月下旬〜7月上旬
ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)終齢幼虫の繭作りがなかなか終わりません。
私のカメラではジオラマモードで10倍速の微速度撮影動画に記録(3fps)することが出来ます。
3日間にわたり断続的に撮り続けた素材から制作した100倍速の早回し映像をご覧下さい。
写真でインターバル撮影するよりも動きが滑らかな早回し映像になります。
次第に白い繭が厚くなり、中の様子が見えにくくなりました。
完成した繭は他種の繭と比べてとても薄く、どうしてこんなに長時間かかるのか不思議なくらいです。
最終的に幼虫は、頭部を左に向けて静止しました。
羽化に備えた脱出口の隙間を繭に残しています。
※ 透明プラスチックの容器越しに撮ったやや不鮮明な早回し映像に自動色調補正を施してあります。
怒涛の繭作り動画の連作はこれで終わりです。
つづく→#20:ノシメマダラメイガ(蛾)の蛹化【微速度撮影】