前回の記事:▶ 山中の湿地帯や林道を横切るニホンザルの群れ【トレイルカメラ】
2024年8月上旬・午後19:10頃・気温25℃
すっかり暗くなった晩に、山中の湿地帯にある水溜りSにニホンザル♀♂(Macaca fuscata fuscata)がやって来ました。
初めは振り返ってカメラ目線でしたが、すぐに警戒を解くと、水面に口をつけて水を飲み始めました。
日没後(夜)にニホンザルの活動を観察できたのは珍しいですし、水を飲む行動は初見です。
喉の渇きを癒やすと、振り返ってホオノキ樹上を見上げてから、此岸を左へ立ち去りました。
心なしか頬袋が膨らんでいるようなので、餌を詰め込んでいるのかもしれません。(※考察参照)
このとき胸に乳首が見えたので、♀のようです。
この近くの樹上に塒入りしたはずですが、群れの仲間はどこにいるのでしょうか。
ニホンザルの習性からして、♀が離れザルとして単独行動するとは考えにくいです。
【考察】
ニホンザルが頬袋に食べ物を詰め込むことは有名です。
水を飲む際に水を頬袋に入れて持ち運ぶことはあるのでしょうか?
Perplexity AIの回答がこちらです。
ニホンザルは頬袋を使って水を貯めたり運んだりすることはありません。頬袋は「食物を一時的に貯蔵して安全な場所でゆっくり食べる」ための構造であり、液体を蓄える機能は持っていません。elephanttalk+1
頬袋の内部は口腔とつながっており、乾いた固形物を入れることを前提にした構造のため、水のような液体を入れるとすぐに漏れ出します。実際、ニホンザルは水を飲む際には頬袋を使わず、すくう・なめる・直接吸うなどの方法で飲みます。頬袋に水をためて運ぶという行動は、観察報告も実験例も知られていません。parks+1
なお、類似行動としては、ハムスター属などの一部げっ歯類が頬袋を空気でふくらませて浮力の補助に使う例が知られていますが、霊長類でそのような機能を持つ種は確認されていません。wikipedia+1
つづく→
0 件のコメント:
コメントを投稿