2024年8月上旬
シーン0:8/1・午後15:01・晴れ(@0:00〜)
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。
里山でスギと雑木の混交林にあるニホンカモシカの溜め糞場sr2を自動撮影カメラで見張っています。
新たな試みとして、ミズナラの幹に岩塩プレートを設置してあります。
ホンドテン(Martes melampus melampus)の登場シーンをまとめてみました。
シーン1:8/1・午後20:55(@0:03〜)
晩に獣道を右?から来た夏毛のテンがカモシカの溜め糞場sr2に立ち止まって林床の匂いを念入りに嗅ぎ回っています。
ふと見慣れない物を見つけたテンが、ミズナラの幹に前足を掛けながら後足で立ち上がりました。
そのまま少し木登りして、岩塩プレートの匂いを嗅ぎました。
ミズナラの幹は垂直どころか少しオーバーハングしているのですが、テンは爪を立てて力強く登りました。
テンの木登りを観察できたのは初めてです。
しかし残念ながら、岩塩を舐めてくれなかったようです。
無臭の異物なので、味見してくれないことには、塩だと分からないのでしょう。
左の地面に飛び降りてから、再びミズナラの幹に近づくと、反対側からも直立して岩塩プレートを点検しました。
岩塩よりも、それを固定するベルト(ストラップ)の方がむしろ気になったのかもしれません。
最後は獣道を左に立ち去りました。
ホンドテンが岩塩プレートに興味を示して木登りしたシーンを、1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@1:04〜)
シーン2:8/6・午前4:04(@2:02〜)
5日後の未明にもテンらしき野生動物が写っていました。
監視カメラの起動が遅れ、獣道を左から登って来た中型の動物が右へ立ち去るところでした。
手前にある茂みの陰でよく見えませんでしたが、毛皮は白っぽく、なんとなくテンのような気がします。
(あるいはノウサギかも?)
シーン3:8/7・午後19:10(@2:13〜)
翌日の晩にもテンが登場。
獣道を左から登って来たテンが、ミズナラの木の下で立ち止まって根元の匂いを嗅いでいます。
今回も後足で起立しかけて岩塩プレートを見上げたものの、匂いは嗅がずに右へ走り去りました。
もしかすると、3日前に来たツキノワグマの残り香を嗅ぎ取って恐怖を感じたのですかね?
関連記事(同所で3日前の撮影)▶ 岩塩を見つけたツキノワグマの塩対応【トレイルカメラ:暗視映像】
つづく→
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