2023年11月上旬
シーン0:10/27・午後13:40(@0:00〜)
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。
画面の左上隅に風倒木の切株が朽ち果てています。
その手前の溝に、古い手押し車のフレームが錆びたまま放置されています。
ここにアナグマ専用の溜め糞場stmpがあり、黒い下痢便が溜まっています。
杉防風林の林床にはスギの落ち葉が堆積しているだけでなく、広葉樹の落ち葉もあちこちに散乱しています。
シーン1:11/1・午前8:37(@0:04〜)
シロハラと思われる地味な鳥がアナグマの溜め糞を啄んでいました。
食糞しているのではなく、そこに集まる虫を捕食しているのでしょう。
そのままスギ林床に移動すると、嘴で落ち葉をめくり始めました。
次は画面の左上で切株をつついて虫を捕っています。
シーン2:11/1・午前9:21(@0:56〜)
シロハラがアナグマの溜め糞場stmpに居座り、黒い泥状の溜め糞を何度もつついて虫を捕食していました。
1.5倍に拡大した映像でご覧ください。
その後に等倍速でリプレイ。(@1:56〜)
シーン3:11/1・午前9:26(@2:57〜)
シロハラがペアで(2羽)登場しました。
飛来して左のスギ落枝に止まった個体aがホッピングでアナグマの溜め糞stmpに近づき、虫を探しています。
その間に別個体bが右上で落ち葉めくりをして隠れている虫を探しています。
シーン4:11/1・午前9:31(@3:38〜)
シロハラが単独でアナグマの溜め糞場stmpから切株を通って林床を移動していきます。
目の前を素早く飛び回るハエを目で追ったものの、フライングキャッチしませんでした。
シーン5:11/1・午前9:52(@4:09〜)
シロハラが再びアナグマの溜め糞場stmpに戻ってきていました。
しばらく虫を啄んでから飛び去りました。
1.5倍に拡大した映像でご覧ください。
その後に等倍速でリプレイ。(@4:44〜)
シーン6:11/1・午前9:52(@5:20〜)
スギ林床の落ち葉を嘴で素早くめくって、裏に潜む虫を捕食しています。
シーン7:11/2・午前9:58(@5:53〜)
翌日も同じ時間帯(午前中)にシロハラがペアで登場し、採食していました。
1羽は切株の根本で落ち葉めくりをしています。
もう1羽は、アナグマの溜め糞場stmpで虫を探していました。
急に2羽が飛び上がりました。(@6:10〜)
まずは1/3倍速のスローモーションでご覧ください。
その後に等倍速でリプレイ。(@6:33〜)
それまで仲良く採餌していたシロハラのペアが餌場で小競り合いする理由が分かりません。 飛来したハエを空中で捕食しようと、1羽のシロハラが反射的にフライングキャッチを試みたのかもしれません。
その後も何事もなかったかのように、2羽が各々で採食を続け、最後は飛び去りました。
シーン8:11/2・午前10:03(@7:09〜)
左上の落枝に止まっていた鳥が飛び去りました。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
【考察】
冬鳥のシロハラが渡来したようです。
上から見下ろすアングルでは、肝心の腹面がよく見えません。
この地点でシロハラの採食行動が撮れたのは初めてです。
溜め糞場での虫取りと、落ち葉めくりによる虫取り、という2つの採食行動は連続していて分離できません。
実はこの画面内のスギ林床には野ネズミの巣穴があり、その巣口は落ち葉で頻繁に偽装隠蔽されています。
昼間にシロハラなどの野鳥が落ち葉めくりをするために撹乱され、夜になると野ネズミが再び巣口の偽装工作をやり直さないといけないのかもしれません。
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