2023/08/11

雪山のスギ林道を昼も夜も行き交うホンドギツネ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年1月上旬〜中旬 

雪深い里山のスギ林道に設置した自動センサーカメラに写ったホンドギツネVulpes vulpes japonica)の記録です。 



シーン1:1/10・午前11:01・気温-3℃・(@0:00〜) 
昼前で明るいのに、寒波の到来で気温が氷点下のまま冷え込み、雪がしんしんと降り続いています。 
カメラの起動が遅れたのは、低温による電圧低下のせいもありますが、右からキツネが走ってきたからでしょう。 
画角の左端でちょっと立ち止まってから、そのまま左に去りました。 
尻尾しか写りませんでしたが、 乾いた深雪(パウダースノー)で覆われた林道に残る足跡は、キツネに特有の一直線に付いていました。 


シーン2:1/19・午後19:38・気温-1℃・(@0:09〜) 
9日後の晴れた晩にキツネが登場。 
左から右へ足早に駆けて行きます。 
画面の右端で立ち止まり、雪面の匂いを嗅ぎました。 雪の下に埋もれた野ネズミの巣穴からかすかに獲物の匂い(気配?)がしたのかもしれません。 
しかし結局狩りは行わずに、林道を右に立ち去りました。 



ところで、林道中央の雪面に真っ黒な細長い異物が見えます。 
これは実はタヌキが最近持ってきた黒いビニールテープなのですが、キツネは全く興味を示しませんでした。 
雪の下に埋もれたタヌキ溜め糞の匂いにも反応しませんでした。





つづく→

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