2023/07/05

スギ林道のタヌキ溜め糞場に野ネズミの巣穴を見つけた!

 



2022年11月下旬・午前11:35頃・晴れ 

トレイルカメラに最近撮れた監視映像に写っていた野ネズミ(ノネズミ)の巣穴を探すために現地入りしました。 
晩秋のスギ林道はスギの落葉落枝や広葉樹(ホオノキなど)の落ち葉で覆われています。 
下草として生えていたトリアシショウマの葉が枯れかけています。 
映像と見比べながら落ち葉を掻き分け地面を探すと、トリアシショウマ群落の根際とスギ落枝の間に丸い小さな穴が開いていました。 
遂に野ネズミの巣穴の入口を見つけました。 
トレイルカメラという文明の利器で野ネズミが夜な夜な出入りしている証拠映像がなければ、現場で巣穴を見つけるのはまず無理でしょう。
巣口に巣材の枯葉は詰まっていませんでした。 
指を巣口に差し込んでみても、奥まで届きません。 

野ネズミの巣穴のすぐ近くには、ホンドタヌキの溜め糞場sがあります。 
糞の一部には白いケカビが生えていました。
この日タヌキの糞に来ていたのは、1匹のベッコウバエだけでした。

巣穴の発掘調査をして、野ネズミが持ち込んだ巣材の落ち葉や貯食物が詰め込まれている様子を観察しようか迷ったのですが、結局諦めました。 
独学で野ネズミを調べている私にとって、巣穴を掘るのも全く初めての経験なので、作業の注意点が分かりません。 
諦めた理由としては、 
  1. 掘る道具(移植ゴテ)を持ってくるのを忘れてしまった。 
  2. コロナ禍が収まっていないので、野生動物からの万一の感染症を予防するためにゴム手袋やマスク、ゴーグルなどを着用すべきなのか?と土壇場で躊躇してしまいました。 
  3. 巣穴を暴いてしまうと野ネズミが引っ越してしまい、トレイルカメラに写らなくなってしまうはずです。 
今思うと、やはり思い切って棒で掘り返してみるべきでしたね…。 
ファイバースコープがあれば、巣穴の中の様子を非侵襲的に撮影することも可能かもしれません。



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