2022年12月下旬・午前11:20:頃・晴れ
根雪が積もった低山にスノーシューを履いて登りました。
晴れた日の雪山は最高です。
通い慣れた林道の途中で小さな沢を渡る手前の地点で大きな足跡を雪面に見つけ、ギクリとしました。
私の手と比べても大きいので、ツキノワグマ(Ursus thibetanus)の足跡でしょうか。
爪痕も見えます。
残念ながら雪質が悪いせいで、明瞭な足跡ではありませんでした。
スギ樹上からの落雪で、雪質はザクザクに凍っていて雪面は凹凸しています。
根雪が降ったばかりなので、未だ冬眠せずに活動している個体がいるようです。
少しだけ足跡を辿ってみました。(アニマルトラッキング)
横にはニホンノウサギ(Lepus brachyurus angustidens)の足跡が明瞭に残っている他、前方に黄色く汚れた雪も見えます。
小便跡と思われますが、上の枝から滴り落ちる雪解け水が雪を染めているのかもしれません。
斜面を少し登った先には、こんもりした雪の小山があります。
もしかしたら、ツキノワグマが冬眠している巣穴(樹洞?)があるかもしれません。
しかしクマとのニアミスが怖くて確認しに行けず、急いで現場を離れました。
秋までは入山時に必ず熊よけスプレーを携帯していたのですが、冬になって根雪が降ったのでもうクマは冬眠しただろうと判断し、荷物を少しでも軽くするために持参しませんでした。
念のために、冬(積雪期)も護身用の熊よけスプレーを持ち歩くべきだと反省しました。
実は10年前にも別の山系で初冬の雪道を歩いたツキノワグマの足跡を見ています。
確か動画か写真を撮った記憶があるので、探してみます。(@2012年12月上旬 03)
【追記】
現場ではクマの足跡だ!と戦慄したのですが、落ち着いて動画を見直すと、自信がなくなってきました。
雪面がザクザクに凍っているせいで足跡が不鮮明なのが問題で、もしかするとノウサギの足跡かもしれません。
クラストした(凍った)雪面を割りながらノウサギが跳びはねると、こんな紛らわしい足跡が残ることもありそうです。
雪上のアニマルトラッキングはこの日が今季初だったので、読み解く力が鈍っていました。
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