片腕の折れた野生ニホンザルの落穂拾い
2012年11月上旬
稲刈り後の田んぼで落穂拾いをしているニホンザル(Macaca fuscata)の群れを撮影していたら、片腕を怪我している一頭に気づきました。
左前脚が骨折しているようで、歩行時も折れた腕を庇って四足ではなく三本足による跛行で痛々しい。
「猿も木から落ちる」で大怪我を負ったのでしょうか。
左手の指や手のひらの運動性は保たれているようです。
採食に腕を曲げたままの左手を使うこともありました。
群れと一緒に採食しながら遊動して隣の田んぼへ姿を消しました。
性別は分かりませんでした。
山に帰って木登りするときは片腕が不自由でも大丈夫でしょうか?
以前、右手の無い野生ニホンザルを観察したことがあります。
どうやら腕を一本失うぐらいの障害(ハンディキャップ)があっても野生の猿は逞しく生きていけるようです。
つづく→「白猿の落穂拾い」
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