2025/04/25

林床にこぼれたキャットフードを拾い食いする茶トラのイエネコ(左後脚の跛行)【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年4月下旬〜5月上旬

シーン1:4/23・午前0:29・気温13℃(@0:00〜) 
死んだニホンアナグマの旧営巣地(セット)で、深夜に1匹のイエネコ(Felis silvestris catus)が巣口Lを覗き込んで匂いを嗅いでいました。 
この巣穴の奥には下半身麻痺で餓死したタヌキ(「いざりタヌキ」)が転がっていると予想しているのですが、その死臭が気になっているようです。 
2時間半前の同一個体が戻ってきたのかな? 
白黒の暗視映像では白っぽく見えますが、おそらく茶トラの個体ではないかと思います。 

なぜか、左後足を地面に着かないように3本足でひょこひょこ跛行していました。 
暗闇の獣道でノイバラの棘をうっかり踏んでしまって足裏に刺さったのだろうと予想しています。 
タペータムが発達した夜行性のイエネコは夜道がよく見えると思っていたのに、そんなヘマをするとは意外です。

私が給餌した少量のキャットフードは先客のホンドタヌキが既に食べ尽くしてしまい、餌箱ごと持ち去ってしまったのですが、手前に来たイエネコは餌箱のあった地点の匂いを念入りに嗅いでいます。 


シーン2:4/23・午前0:29・気温13℃(@1:00〜) 
別アングルの監視カメラでも撮れていました。 
猫が餌箱の置いてあった地点でキャットフードの残り香をクンクン嗅いでいます。 


シーン3:4/23・午前0:31(@2:00〜) 
怪我して痛む左後足を庇って着地しないように、3本足でヒョコヒョコと跛行しながら、セットを左へ横切りました。 


シーン4:4/23・午前0:31(@2:18〜) 
別アングルの監視映像に切り替えます。 


シーン5:4/23・午前0:35(@2:42〜) 
3分40秒後に再び監視カメラが起動すると、同一個体のイエネコが獣道を左から戻ってきていました。 

地面の匂いを嗅ぎながら右へ向かい、立ち止まりました。 
尻尾の先をくねらせている様子だけが写っています。 
実は後日、その地点に空の餌箱が転がっていた(タヌキが持ち去りかけて捨てた)ので、おそらくイエネコは空の木箱を見つけて、林床に散らばった食べ残しを拾い食いしているのでしょう。 


シーン6:4/23・午前0:38(@3:10〜) 
2分後に猫が右から跛行しながらセットに戻ってきました。 
巣口Lの手前で座り込んで、周囲を見回しています。 
立ち上がると、手前の左下隅へ立ち去りました。 


シーン7:4/23・午前0:38(@3:46〜) 
別アングルの監視映像に切り替えると、セットの右端でしばらく座り込んだ猫の尻尾だけが見えます。 


シーン8:5/1・午前6:06・くもり・気温12℃(@4:17〜) 
8日後の明るい朝に、茶トラのイエネコがやって来ました。 
同一個体だとしたら、左後脚の跛行が回復したようです。 
(飼い主が手当をしたのかもしれません。)
左から忍び足で来た茶トラが、餌箱の置いてあった地点の匂いを未練がましく嗅いでいます。 
その後はセットの左エリアを右往左往しています。 


シーン8:5/1・午後6:06・くもり・気温12℃(@4:56〜) 
別アングルの監視カメラでも撮れていました。 
残り香を頼りに、餌箱のあった地点を丹念に辿って林内をうろついています。 
これほど執着するということは、市販のキャットフードは猫にとってよほど匂いが強烈かつ魅力的なのでしょう。 
(同一個体なら、残り香に反応しているのではなく学習の結果かもしれません。)
たった1回の少量の人工給餌をしただけで野生動物や野良猫(散歩に来た飼い猫)の行動にこれほど持続した影響を与えるということは、長期の給餌が野生動物をどれほど撹乱しているか痛感させられます。

【アフィリエイト】


シーン9:5/1・午後6:08・くもり・気温14℃(@5:38〜) 
右から戻ってきた茶トラの猫が、林縁右のオニグルミ立木の下でしばし佇んでいます。 
木の根元に排尿マーキングするかと思いきや、やりませんでした。 
そのまま新緑の林内へ立ち去りました。 


ムラサキサギゴケの花で採餌するニッポンヒゲナガハナバチ♀?

 

2024年4月下旬・午前10:00頃・晴れ 

田んぼの農道に紫色の花が群落となって咲いていました。 
よく見もしないで、なんとなくカキドオシの花だと思い込み、訪花昆虫を撮り始めました。 
動画を見直して葉の形に違和感を覚えたので、花の写真から画像検索(Googleレンズ)してみると、ムラサキサギゴケと判明しました。 
苔に花が咲くのか!?と吃驚仰天しましたが、勿論そんなことはなくて、シソ目サギゴケ科という分類群に属するらしい。 





ムラサキサギゴケの群落でハナバチ♀(種名不詳)が訪花していました。 
唇形花に正当訪花を繰り返して吸蜜するハナバチ♀の後脚を見ると、花粉籠に薄黄色の花粉団子を満載しています。 
春によく見かける種類で、おそらくヒゲナガハナバチの一種(Eucera属)ではないかと予想しています。
動画から切り出したスナップ写真で前翅の翅脈が写っていたので拡大してみると、亜縁室が3個でした。
したがって、シロスジヒゲナガハナバチ♀(Eucera spurcatipes)ではなくてニッポンヒゲナガハナバチ♀(Eucera nipponensis)のようです。
間違っていたらご指摘願います。




2025/04/24

早春の休耕地で採食するカラスの群れ【野鳥:トレイルカメラ】

 

2024年4月上旬 

シーン1:4/5・午前10:25・晴れ・気温19℃(@0:00〜) 
休耕地に営巣したホンドタヌキの巣穴を自動センサーカメラで見張っていると、3羽のハシボソガラス(Corvus corone)が写りました。 
巣穴の近くをトコトコ歩きながら、枯草に覆われた地面をあちこち啄んでいました。 
早春になって活動を始めた虫を捕食しているのでしょうか。 
カラスが手前に来てくれて種類を同定できたのは、このときだけでした。 
タヌキの巣穴にはなるべく近寄らないようにしているのかもしれません。 


シーン2:4/2(@1:00〜) 
休耕地の奥の区画だけ黄土色に見えるのは、田んぼで稲刈り脱穀した際に出た大量の籾殻を堆肥として一面に撒いているからです。 
カラスの群れは、手前の枯野よりもその籾殻エリアの方に好んで集まり、採食しています。 
おそらく、籾殻の中に混じっている少量の米粒を丹念に拾い食いしているのでしょう。 
左奥にだけ、白い残雪が少し見えます。 

映像を1.5倍に拡大しても、遠くてカラスの種類を同定できません。 
カーカーと澄んだ鳴き声が聞こえるので、ハシボソガラスではなくハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)かもしれません。 
カラスの混群かな? 
こんなに遠くの枯野に飛来したカラスの体温を検知して録画できるとは、トレイルカメラは優秀ですね。 
昼間は風揺れによる誤作動に悩まされるので、たまたまカラスが写っていただけかもしれません。 


シーン3:4/3(@3:18〜) 
これ以降、カラスが遠い奥のエリアで採食している場合は、1.5倍に拡大した上で5倍速の早回しにしてみました。 


シーン4:4/4(@3:45〜) 


シーン5:4/5(@4:09〜) 


シーン6:4/6(@4:20〜) 

シーン7:4/7(@5:02〜) 
早朝に霧が立ち込めたようで、レンズが少し曇ってしまいました。 
日が昇ると、レンズの水滴は自然に乾きます。


シーン8:4/8・午前10:25・晴れ・気温19℃(@5:20〜) 
奥の農道に自転車(バイク?)に乗ったヒト♂が現れました。 
林縁で山菜採りにでも来たのでしょうか? 
カラスの群れが警戒して、手前の枯野から一斉に飛び立ちます。 
そのヒトが居なくなると、再びカラスが集まって採食を始めます。 


※ 立木に固定したトレイルカメラがずれてしまい、画角が斜めになってしまっています。



ランダムに記事を読む