2025年6月下旬・午後12:25頃・くもり
田園地帯の農道で交尾中のモンシロチョウ♀♂(Pieris rapae)を見つけました。
連結したまま飛び回り、ようやく畦道の草むらに留まったところを撮影しました。
モンシロチョウの♀♂ペアは、互いに反対向きでオモダカの葉に乗っています。
左側の個体Lは翅をしっかり閉じていますが、翅裏の黄色みが強いので♀と分かります。
右側の個体Rは♂で、自分の翅は半開きにして、♀の閉じた翅を挟み込んでいます。
♂Rは前翅表の黒い斑紋が少し見えていて、そこでも♂と見分けられます。
オモダカの葉から飛び立つ瞬間を狙って、240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:17〜)
帽子を投げつけて強制的に飛び立たせました。
さらにスロー再生でリプレイすると、先に飛び立ったのは♂Rでした。
続けて♀Lも羽ばたいて飛び立ちました。
高く飛び上がると今度は♀Lが主導権を握り、♂を引きずるように連れて左へ飛び去りました。
このタイプの連結飛翔は、←♀+♂と記述できます。
意外にもモンシロチョウの連結飛翔は初見でした。
交尾器を連結したまま緊急避難で飛び立った直後に飛翔の主導権を握る個体が交代する蝶の事例を観察したのは今回が初めてです。
♀♂ペアのうち、どちらかが主導権を握って他方はそれに身を委ねないと、天敵から素早く逃げられません。
それどころか、互いに逆向きに飛ぼうとして交尾器が引き千切られてしまいます。
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