2024/10/11

越冬用営巣地に侵入したホンドタヌキに突進して追い払うニホンアナグマ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月上旬・午後20:55頃


シーン1:12/4・午後20:53・気温-1℃(@0:00〜) 
平地の落葉した二次林でニホンアナグマMeles anakuma)が越冬する営巣地(セット)にある晩、ホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が単独で現れました。 
画面の右に行きかけたタヌキが左を振り返ってじっと見ています。 

やがて、巣穴の主である丸々と太ったアナグマが左から登場しました。 
異種の2頭が少し離れて対峙しています。 
暗闇で互いに相手の姿をどのぐらい見えているのでしょう? 
視覚ではなく嗅覚で相手の存在を認識しているのかもしれません。 

巣穴の主であるアナグマの方がやはり強気で、侵入者タヌキに向かって突進しました。 
しかしアナグマは本気で喧嘩(格闘)するつもりはなくて、威嚇してタヌキを追い払うだけのつもりだったようです。(ブラフのブル・チャージ) 
アナグマの剣幕に驚いたタヌキは慌てて右へ逃走しましたが、アナグマはそのまま巣穴Rに入りました。 
タヌキに突撃しようとしたら、目の前に巣口Rが現れて減速したのかもしれません。 
アナグマは巣口Rの右で座って地面に尻を擦り付け、縄張りを主張する匂い付けを行ったようです(スクワットマーキング)。 
次に、タヌキが居た地点で残り香を嗅ぎ回っています。 
侵入者を深追いすることはありませんでした。 


シーン2:12/4・午後20:53(@1:00〜) 
アナグマがタヌキに向かって突進する様子は、別アングルでも同時に撮れていました。 
おそらくタヌキがセットに侵入した気配を感じて巣穴Lから外に出てきたのでしょう。 
あるいは、外出からセットにちょうど戻ってきたアナグマがタヌキと鉢合わせしたのかもしれません。)

アナグマの個体識別ができていませんが、ここで出産育児した♀(右目<左目)でないことは確かです。 
アナグマはタヌキに向かって黙って突進し、威嚇の鳴き声を発していませんでした。 (奇襲攻撃?)



シーン3:12/4・午後20:58・気温0℃(@1:26〜) 
4分後に何者かが画面の左端を左へ立ち去りました。 
さっき逃げたタヌキがこっそり戻って来たのかもしれません。 


【考察】
生活圏が重なるニホンアナグマとホンドタヌキは、この二次林や餌場、溜め糞場などで頻繁にニアミスして互いに顔馴染みのはずです。 
縄張り内をそれぞれ匂い付け(マーキング)しているので、その匂いでも互いに認識しているはずです。 
実際にニアミスしたシーンをしっかり撮れたのは初めてかもしれません。 


晩秋の夜に水場で人魂のようにトレイルカメラに写る怪奇現象の正体は造網性クモ?【蜘蛛:暗視映像】

 

2023年11月下旬・午後18:30頃 

山中の水場に来る野生動物をトレイルカメラで見張っています。 
ある晩、レンズの近くで造網性クモが活動を始めました。 
レンズに対して近過ぎるため、クモにピントが全く合わず(奥ピン)、ブヨブヨした不定形の奇妙な物体が下から上に登ってきたように見えます。 
暗視カメラの赤外線を至近距離から強く反射しているため、火の玉や人魂のように光りながら空中で揺れています。 
途中で謎の物体が大小2つに分裂しました。 
クモが粘着性のある横糸を張りながら粘液を足したのでしょう。 
気温が下がって虫も減った晩秋にもクモがまだ網を張っていることが分かります。

過去にもトレイルカメラに同様の現象がたまに写っていたのですが、造網性クモが張った横糸の粘球が赤外線に反射しているのだろうと想像していました。 
今回の映像で分かったことは、クモ自身がレンズの至近距離で動くとピンぼけで歩脚すら写らず、ブヨブヨした光る塊として見えてしまうことがある、ということです。 


関連記事()▶  


トレイルカメラの原理上、変温動物のクモがいくら動いてもセンサーは反応しないはずです。 
しかし旧機種のトレイルカメラは風揺れなどによる誤作動が多く、そのときたまたまクモが写っていたのでしょう。 
夜の山林で宙に浮かぶ謎の粘球が熱を帯びているとしたら、あるいはクモ自身が発熱しているとしたら、それこそ大発見(スクープ映像)です。 
念のためにサーモグラフィカメラで撮ってみたくなります。
新機種のトレイルカメラに切り替えると、センサーが優秀で誤作動が減ったので、この怪奇現象?が撮れる頻度は減ることが予想されます。

2024/10/10

初冬の水場で夜中に獲物を狩るニホンイタチ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月上旬

シーン0:12/6・午後12:13・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の状況です。 
里山で湧き水が貯まった浅い泉に来る野生動物を自動センサーカメラで撮影しています。 
周囲の雑木林から舞い散る落ち葉が池の中にたくさん溜まっています。 
画面の左から湧き水が流入し、右へ流出してから沢の源流となります。 
野生動物がよく来る左岸を監視しています。


シーン1:12/10・午前2:01(@0:04〜) 
初冬の深夜にニホンイタチMustela itatsi)が水場の岸辺に登場しました。 
翌日に現れたホンドテンと比べると、イタチは体が小さいです。(映像公開予定) 
左に移動しながら、崖の岩と岩の隙間や根際の穴を丹念に覗き込んで物色しています。 
その甲斐あって、イタチは何か獲物を咥えてから右上に少し運びました。 
残念ながら後ろ姿でよく見えませんが、その場で捕食したようです。 
しかもカメラの電池が消耗していたせいで録画が途中で終わってしまい、獲物を食べ切るまで見届けられませんでした。 

狩りの瞬間を1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:22〜) 
1.5倍に拡大した上で再度リプレイ。(@0:42〜) 

イタチが狩った獲物は何でしょうか?
野ネズミがまず思いつきます。
しかし、天敵に襲われた野ネズミは必死で素早く逃げようとするはずでは?と素人考えでは思ってしまいます。 
獲物が逃げようとしたり反撃したりした様子がないので、変温動物ではないでしょうか。 
越冬中のカエルやサンショウウオの可能性が高いのでは?と勝手に推理しています。 



シーン2:12/10・午前2:03(@1:45〜) 
約1分10秒後にトレイルカメラが再び起動しました。 
イタチは狩りの成功体験に味をしめたようで、さっきと同じ地点の穴で次の獲物(二匹目のどじょう)をしつこく探していました。 
最後は諦めて、池畔の崖を左上に登って行きました。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 



つづく→



【アフィリエイト】 

ランダムに記事を読む