2021年10月中旬
ハロウィン記念に謎の怪現象について投稿します。
山中の水辺に設置した無人センサーカメラ(トレイルカメラ)に奇妙な物体が写っていました。
たまたま他の夜行性動物の活動によってセンサーが反応し、録画した暗視映像です。
シーン1:午後19:46
不定形の塊が音もなく上からゆっくり降りてきて、空中に一旦停止してから今度はゆっくり上昇して画面から消えました。
オカルトの類を全く信じない私でも人魂やエクトプラズムのように見えて、なかなかゾッとしました。
レンズの表面に垂れてきた水滴が乱反射しているのかと初めは思ったのですが、上に移動するのは不自然です。
大きさや遠近感が分からないのも不気味です。
シーン2:2日前の午後18:55
カメラの赤外線で白く光る2つの点が池の上に現れました。
2点の間隔が伸び縮みしています。
これは別に怖くありません。
おそらく、造網性のクモが吹き流した糸が風に乗って流れてきたのだと思います。
糸の上に並ぶ粘球が広く光って見えるのでしょう。
これを踏まえてシーン1の怪現象を推理すると、クモが吹き流した糸がたまたまカメラの方向に向かう風に乗って流れてきて、その粘球が異様に大きく写ったのかもしれません。
改めて映像を見直すと、謎の大きな塊の奥にもう一つ小さな粘球らしき物が連なって写っています。
時間帯も深夜ではなく19:00前後というのも共通しています。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
それにしても、これほど大きな粘球を作る造網性のクモがいるのでしょうか?
吹き流しの糸の先端部には少し重りをつけるのかな?
ナゲナワグモの仲間は大きな粘球を作るらしいのですが、無駄に糸を吹き流したりしないはずです。
【追記】
この日の月齢は11.7で、満月になる3日前でした。
現場は里山の鬱蒼とした雑木林で、樹冠の木の葉が日光を遮るために昼間もかなり薄暗いところです。
重なり合った木の葉の僅かな隙間から夜の月光が奇跡的にクモの糸の粘球に射してカメラの方に反射したのかもしれません。
この時間の天球図で月の位置を調べると、左斜め背後の山に隠れていそうで、この可能性は低そうです。
(月がもっと高く昇らないと、月明かりは山中の池に届かない。)
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